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2004年6月

2004年6月29日 (火)

存在を確認

検査でひっかかってからは、怖くて自分の身体が洗えなかった。お風呂に入っても「なんで風呂場に鏡があるだよ」と見ることができなかった。現実逃避していた。

このままだと精神的におかしくなりそう。気分転換にTSCへ泳ぎに行った。

泳いだ後、風呂場へ。昼間だったので、私ひとり。思い切って、右胸を触ってみた。表面を触っただけでは良くわからない。「今までのことは夢で、ひょっとしたら消えているかもしれない!」そんな期待を持ちながら。少し、えぐるような感じで胸の奥を探った。

「ある!!確実にある!!いつの間に?!」絶望感に目の前が暗くなった。事実なんだ。今度は大きさを調べてみる。「2cmぐらいかな?」

帰宅したY君に「今はシロでもクロでも早く切ってしまいたい!」そう伝えた。

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2004年6月24日 (木)

白状

HPで悪い情報を見すぎたせいか、私の精神状態は炸裂寸前。呼吸をする度、脈がうつ度に、癌細胞が増殖しているような気がする。仕事中も思わず癌サイトを見てしまっている。そして、若年性癌の予後の悪さを知り、声をあげて頭を抱えた。「なんで。。。」

もし、癌だったらすぐに手術をしなければならない。そうなる前に仕事を引き継がなければならない。残業ペースが高まった。「今のうちに、今のうちに」。これでだいぶ気がまぎれた。

帰りがけ、恐る恐る本屋へ寄った。癌と名がつく本がたくさん並んでいる。一番当たり障りのなさそうな本をとり、パラパラとめくった。いったんめくり始めると、足が棒になるまで、吸い込まれるように読み入ってしまった。次から次へ。大人なんだから買えよな、自分。家においておくのが怖くて結局買えなかった。

夜、Y君が帰宅。夕食を食べたあと、今までの顛末をすべて話した。触診でひっかかったこと、来週、エコーがあること。Y君に「大丈夫、たぶん乳腺炎だから」そういって強がった自分がいた。

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2004年6月22日 (火)

全ての始まりはNEW癌検診から

私は会社の健康診断でNEW癌がみつかった。実は2年前にも検診を受けていたのだが、触診だけの簡単なものだったので、「なんだ、こんなんなら自分でできるじゃん」と思った。で、結局自分ではあまりやらなかったのだけれど。昨年は検査日が仕事の打合せと重なっていたのでオプション検査は全てパス。NEW癌検診は受けていなかった。まさか30代で発症するとは思ってもいなかった。。。

ベテラン医師が触診をしたあと、顔をこわばらせて言ったひとこと。「しこりがありますね。気がつきませんでしたか?」「えっ?」その瞬間、背中を冷や水が流れ落ちた。「前回検診を受けたのはいつですか?」「昨年・・・いや、おととしです。」思わず声が上ずるが、先生は冷静。「マンモグラフィーと超音波の検査を受けてください。」

同じくひっかかった29歳のギャルと一緒にマンモに向かう。「なんでこんなことに??」夢を見ているようなふわふわした感覚。ギャルに励まされながら検査を受けた。

ちょうどその日は午後から打合せ。でも何を話したのか覚えていない。まちの風景も違って見える。早く、誰かに伝えたかった。夕方、帰社して所長に検診でひっかかったことを告げた。「まあ大丈夫だよ。落ち着いて。」と言われた。

帰宅しても心臓バクバク。廊下に頭を打ち付けて後悔した。でも不思議と涙は出なかった。それどころではなかった。

お風呂に入っても、怖くて自分では右のおっぱいに触れることができなかった。相方のY君はこのころ仕事が忙しく、帰りも午前様。「まだ白か黒かわかっていないのだから、余計な心配をかけさせてはいかん。」そう思って週末まで話すことを封印した。

ホームページに「NEW癌」の文字を入力して、サイトを見まくった。悪いニュースばかりが目に飛び込んでくる。

趣味が水泳なので、裸になることが多かった。毎日お風呂に入って身体も洗っているし、しこりがあれば絶対に気がつくはず。「なんで昨年受けなかったんだろう!」と大後悔。

(“しこり”については、後に病理の結果をみて納得。「粘液癌」。つまり、粘液状の癌なので初期の段階では“しこり”という形で現れ難く、触診では見つけにくいものらしい。しかもできた場所がNEW腺が発達した上部ではなく、下側。10%しかいない貴重種。できた場所も悪かった。後日、看護師さんと話をしたら、“昨年検診を受けていても、集団検診レベルでは見つからなかっただろう”と言われた。)

次回はエコー検査。これでほぼ結果がでるはず。あわててみても意味がない。それまでは記憶から封印しよう。

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