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2004年7月18日 (日)

母にこくる!

父親が入院しているT病院へお見舞いのふりをして、私の病気を伝えに行った。メインイベントは、母へ告ること。

丁度、私が検査漬けになっているとき、父親も歯肉癌を患い、病院ベッドの空き待ちをしていたのだ。私がグレーゾーンでGパニックだというのに、父は「もしもし~、パパねぇ、癌になっちゃったよ」などと気楽に電話をしてくる。怒!なぜ私に電話をしてくるのか?姉貴に電話してくれ!姉貴に!困り事の処理はいつも私だ。

Y君は「頼られている証拠だと思って」というが、今の状態では、正直いって自分のことで精一杯。特に父親に対しては、これまでも裏切られてばかりいるので、同情や心配する気持ちが全く起きてこない。むしろ、そんな父親に振り回されているであろう母親のことが心配だ。この上、追い討ちをかけるように私の病気を告げたら。。。と考えると、怖かった。

母も悪い予感がしたのか、昨晩も「わざわざ来てくれなくても良いわよ。とっても初期の癌だから」などと言ってくる。「だめ、行く。私が用事あんの!」

面会の場所を病院のレストランに移し、ケーキセットなんぞを頼んで、楽しく団欒。みんながケーキを食べ終わったときを見計らって母に告った。「実は私も病気で再来週から入院することになったの。NEW癌になったの。」

伝えた瞬間から母は顔を覆い、あとは泣き続けるだけ。案の定のパニック状態。私に頼ってばかりいたことを悔やみ、謝ってくる。レストランの営業時間が終了したので、姉、Y君、私の3人でタクシーに乗り、自宅まで連れて帰るが、道中も泣きっ放し。

ところが、家に帰ると急に元気に。よくよく観察すると、どうやらショックの大きさに記憶をとばした模様。病院での出来事、行ったことすら思い出そうとしない。Y君と「マズイよね」。夜、一人にするのがとても心配だ。

こういう事態になるであろうことはあらかじめ想定できていた。前日、姉貴には「ママのケアーは頼むね!絶対だよ!」と伝えておいたのに、母の錯乱ぶりをみた姉の口からでた言葉は「今日は帰る」。最低。現実逃避。せめて妹の生命のピンチには、身体をはって支えてくれると思っていたのに。

心配だったが、今晩いっしょに過ごすのは、私が辛い。崩れるだろう。「大丈夫。ママも頑張るから。大丈夫よ。」という言葉を信じ、Y君と帰ることにした。後ろ髪を引かれながら。怒りながら。

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