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2004年7月11日 (日)

告知の仕方

NEW癌の場合、手術を受けることでボディイメージが確実に、大きく変わるので、癌の告知に関しては、他の部位でのそれと比べて進んでいる。

実際に自分が告られて、そのときに感じたことを整理する。

告知をすることは良いことだ。初めはショックだし、怖いが、正しい情報を得ることで自分の生命を、自分の意思で考え、判断することができる。自分の人生に対して主体性と責任感を持つことができる。これは人間の尊厳に関わることだ。

ただし、告知をするときには、同時に、患者に「希望」を与えることが重要だ。つまり、「あなたの現状はこうです。でも、こんな治療方法やあんな治療方法がある。将来的には新しい治療方法が開発されるかもしれない。一緒にやっていこう。」と力強く言って欲しい。そうすれば患者は癌であると言う事実を受容することができる。

私は、検診した病院で告られたわけだが、ここでは厳しい顔をしたまま、事務的に処理されただけだった。「希望」を全く与えられなかった。ところが、はかちゃんは違った。希望を与えてくれた。治療に前向きに取り組む気持ちをわかせてくれた。冗談には冗談で返してくれた。

日本ではまだ告知しないままのケースが多い。もしくは、インフォームドコンセントの考え方だけが先行して、患者の気持ちが置き去りにされたままのケースが多い。要は、「告知すべきか、しないべきか」ではなく「どう告知するか」かが重要だ。

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コメント

ピンチの時って、人間性がもろにでちゃったりしますよね。
私の主治医は若い医師で、多少の経験不足は否めませんでした。でも重症感染症を患ったときから、病気以外の面でも大きなハートで受け止めてくださったので、その人の口からでる言葉であれば多少きびしいものであっても受け入れることが出来ました。
月並みな表現ですが、「信頼関係」ってあるんだな、って思いました。
医療というのは、小手先の治療だけではないんだと実感しました。
特に、主治医は私の夫に対してずいぶん気遣ってくださり、入院中の私にとっては本当にありがたかったです。

投稿: カラカラ | 2006年1月 6日 (金) 23時04分

転院するか否かで悩んでいたとき、友人(医療コーディネーター)からこんなメールをもらいました。とても心に響いたので紹介します。
「治療は、病院の施設がするのでもなく医師がするのでもなく、自分の心が、病と向き合えたときにできるのだと思います。医療者はそれをあくまでサポートするだけなのです。だからこそ信頼とお互いに協調する心が必要なのだと思っています。」

投稿: きゃんべる | 2006年1月 6日 (金) 23時34分

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