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2004年7月30日 (金)

手術

いよいよ手術。

朝6時に起床し、まずはトイレで浣腸!イチジク浣腸みたいなもんだろうと思っていたら、看護師Kちゃんが持ってきたのはぶっとい注射器!!「なんですか?それ。」 「浣腸です。入れますから後ろを向いていてください。」▽★×●!屈辱的!非人道的!SM!スカトロ!

「5分ぐらい、頑張って我慢してくださいね」とKちゃん。ところが5分たってもあまりお腹が痛くならない。

「本持ってきても良い?」「えええ?間に合いませんよ!」「大丈夫、大丈夫」病室までいったん戻り、読みかけの文庫本をもってきた。ちょうどその頃キュルルル~。きた===! 

前日から絶食しているのであまり出なかった。浣腸損。

その後、術着の一歩手前の状態に。両肩の部分がマジックテープになっていて、手術台の上ではがされる。60年代ファッション風の柄。その後、魔法使いサリーちゃんのハイソックスを着用。これは肺気腫を防止するためのもの。細く、きついため、履こうとしたときに手が滑って顎を自分で殴ってしまった。ぷぎー!

8:15頃、Y君がきた。だべくり倒していると8:30分。いよいよお呼び出し。左肩に筋肉注射を一発。これが痛い!!ベッドにのったまま3階の手術室まで移動。寝たままの状態で運ばれるのでカーブの度に酔いそうになる。おえー。

手術室の入り口はドラマでみたまんま。「わお、ドラマみたい」と思っている間もなく、「ご家族の方とはここまでです」「じゃあね~、行ってきま~す」

中へ入ると高級料亭の扱い。「お名前と手術する部位を言って下さい」という問いかけがスタートの合図。数名の看護師さんが私にむらがってくる。服は剥がされ、足にはもみもみマシーン装着、麻酔の準備も始まる。もうなんだかかんだか。

一つだけ楽しみにしていたことがある。手術室へ入るまでの間、リラックスできるように持ち込んだCDをかけてくれる。個人的にはテクノファンだが、先生にノリノリ状態で切られても怖い。そこでY君にお奨めクラッシックを持ってきてくれるよう頼んでおいた。

「どんな曲かなぁ?」楽しみにしていた私の耳に入ってきたのは、女子十二楽坊の「川の流れのように」

混線したらしい。「曲のセンスが悪すぎる!」と愚痴ると「麻酔入りますね」術前の説明では3つ数えるまでには気を失うとのこと。ところが「1.2.3.4.5・・・??効かないぞ!やばい!6.7・・・酒の飲みすぎが原因?効かないって言ったほうが良いかも!・・・」ここで意識を手放した。そう、川の流れとともに。

自分の名前が呼ばれていることに気がつき、目が覚めた。「手術終わりましたからね。よく頑張りましたね」「あっそー」。眠くて眠くて、もうどうでも良かった。そのまま爆睡。その次に目が覚めるとベッドの上。いつの間にか浴衣姿。「どこが痛い?」看護師のN川さんが聞いてくる。順番をつけると・・・

  1. のど(麻酔のせい)
  2. 右腕(手術の間じゅう吊っているため)
  3. 腰(寝すぎ)

手術した場所は感覚が全くない。麻酔がまだ効いている。右腕のだるさにはブチギレ状態。術中、上に吊っていたため血が周っていないのだ。Y君に「揉んで!」というが、もともと平和主義者なので揉み方が甘い!全然ツボに入ってこない!それがまた頭にきて「そうじゃない、こう揉んで!!」と指導モード。ずーとこのバトルを繰り返していた。そのうち、遠くにはかちゃんの姿を発見。私とのバトルにあきれつつ、「旦那さん、ちょっと良い?」

「旦那さん、ちょっと良い?だぁ~??」これって状態が悪いときによく医者が使う手だ!本人がいない所で「実は・・・」のパターン。ドラマではそうだった!えええええ、そんなに悪いの~?!と思いつつ、酸素マスクの気持ち良さにつられてまた爆睡。これ後で問いただすと「予定通り済みました」それだけだったらしい。なんだよ、はかちゃん。

20時の面会時間が終了し、Y君帰還の時間に。「なんかあったら看護師さんに言いなね。すぐ来るから」「ありがとう。ばいばーい」。後で聞くと、本当に顔色が悪かったらしい。Y君も「ヤバイ!」と思ったみたい。しかし、本当の地獄はこの後に・・・。

21時頃から発熱がおさまってきた。術後すぐは最高で38.6度まででていたらしい。「枕がないです~」というと、術後は枕をしてはいけないらしい。知らんかったよ。今から思えば、腰痛もこれが原因だ。

23時頃からだんだん腰やら傷跡が痛くなってくる。看護師さんに頼んで痛み止めの点滴をぶちこんでもらうことにする。ところが、体の中に入り始めた頃から、激しい動悸と絶望感・閉塞感に襲われる。天井が落ちてくるような感じ。この感覚は今でも忘れない。発狂寸前になってあわててナースコールボタンを押し、点滴STOPの指示をだす。

「眠れなくても大丈夫ですか?」 「うん。もういい。起きてる」とは言ったものの、この頃から腰が爆発寸前!右側を向いて寝てはいけないし、左側を向こうにも体のあちこちから出た管が邪魔。ちょっとでも体を動かすと激痛がはしる。どうにもならんぞ状態。結局、15-30分おきにナースコールをおして体位変換を頼むはめに。看護師さんも面倒臭いのか、呼ぶたびにナースコールが遠くの場所に追いやられる。「んな所じゃボタンに手が届かない!」。あまりの腰の痛さに、導尿されているにもかかわらず、「トイレに行きたい!行かせて!」宣言。んな訳ねえだろ。ま、立ち上がりたくて仕方がなかっただけなんだけど。

夜中、隣の俳諧じじいが糞尿をもらして臭い。シーツ交換をバタバタやっている。「あ~あ、もれちゃってるじゃないの」ベテラン看護師Iさんは声が大きいのだ。糞尿の匂いと腰痛、、、まさに人生最悪の夜。だんだん夜が明けてきた。あともう少しだ。頑張ろう。

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コメント

そうそう、思い出しました!私も腰が割れるほど痛かったです・・。寝返り、打ちたくても打てないですもんね。。
ほんと、思い出したくないです。。

投稿: カラカラ | 2006年1月21日 (土) 21時06分

傷より腰です!麺はコシが命です!

投稿: きゃんべる | 2006年1月21日 (土) 21時38分

追加です。
今、相方が大笑いしてました。
なんだ、不謹慎なヤツって思って見たら「女子十二楽坊」のくだり(笑)。私も笑ってしまいました。ごめんね旦那様(^^:

投稿: カラカラ | 2006年1月21日 (土) 22時19分

今も思い出すんですよ。ふぁふぁふぁふぁふぁふぁふぁ、ふぁ~ふぁ~、って。最悪。

投稿: きゃんべる | 2006年1月21日 (土) 23時07分

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