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2004年9月30日 (木)

化学療法2回目(3日目)

胃癌全摘のYさん、ストレスたまりまくり。無理もない。もうかれこれ2ヶ月もの間、高カロリーの点滴生活なのだから。同室のメンバーが食事をしていても、自分は食べられない。しかも聞くところによると、膿がとまらない限り、退院できないらしい。先が見えない入院生活ほど辛いことはない。

「夜と霧」の著者であり、心理学者でもあるV.E.フランクルも「収容所において最も苦しいことは、囚人がいつまで自分が収容所に居なければならないか全く知らないという事実であった」

「存在形式の終わりを見定めることのできない人間は、また目的に向かって生きることができない。将来に向かって、もはや存在することができない。」と述べている。入院生活も同じだ。

Yさん、精神的に壊れかけている。以前は他人の領域にずかずか入り込んでくるようなことはしない人だったのに、他の人と話をしている最中でも、副作用で寝ていても、ずかずか入り込んでくる。人間不信、病院不信。信頼関係を失って八つ当たり気味。

昼過ぎ、談話室の方から叫び声と泣き声が聞こえてきた。「なんだろう?」。しばらくすると、看護師さんが病室のドアをそっと閉めていく。誰か亡くなったのだ。

あとで個室の前を通ると、名札が外され、ドアが閉まったままの部屋がある。確かおじじがいたはず。病院だから仕方がないこととはいえ、現実に引き戻される。ご冥福をお祈りします。

検温(朝)36.7度(昼)36.7度(夜)36.6度 まだ便秘。明日、下剤をもらおう。微熱は下がった。

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