化学療法6回目(7日目)
半年点検は無事に終了。そりゃそうだ、抗がん剤やっているのだから。
今後の治療方針は、
- ノルバデックス(錠剤)を5年間、毎日1錠服用
- 血中女性ホルモン量をチェックし、多ければ、ゾラデックスを2年間、月1回注射。
- 半年に1度、腫瘍マーカー、腎臓機能、肝臓機能のチェックを目的とした採血を実施
- 半年に1度、反対側の乳腺、甲状腺などのエコーを実施
ということになった。
よくわからないのが、このホルモン療法。NEW癌は女性ホルモンに反応して増殖してしまうため、女性ホルモンの分泌をとめなければならない。
ゾラデックスは、脳の下垂体に作用し、女性ホルモン分泌命令をシャットアウトしてしまうもの。強制終了、閉経モード突入だ。
一方、ノルバデックスは、ホルモンを取り込んで増えようとする癌細胞表面のかぎ穴を、先回りしてブロックしてしまうもの。アレルギー性鼻炎の薬と同じような作用。シベロンブロックだ。
私はホルモンリセプター50-60%の陽性反応。ホルモン療法が有効となった。だが、
- 女性ホルモンなんて、2年たっても現役バリバリ。閉経の年齢まで続けなければいけないのでは?
- 5年間ホルモン療法を行うことで、癌細胞は死ぬのか?
- DNAテープのバグは治っていない。大丈夫なのか?
という点については、何回説明を聞いても納得できない。
- 2年やっても殺せない癌細胞は5年かけても無理
- 臨床結果が変わらない
- 子宮癌など他の病気の発症リスクが高まる
- 経済的な負担
などが背景にある。でもいったん目覚めたDNAバグ、テープ自体の書き損じを直さない限り、根本的には治らないだろう。
そもそも癌の「治癒」って何?どういう状態?今の私は60兆個ある自分の細胞に自信が持てない。もう少し自分でも勉強をして、じっくり考えていきたい。
面談前に抗がん剤9回のMさんが病室に。来月手術することになったが、温存か全摘かで悩んでいる。術後の状態(後遺症など)についていろいろ聞かれた。Mさん、人にはいろいろ聞いてくるが、自分のことは一切しゃべろうとしない。どうも苦手だ。
検温(朝)36.4度(昼)36.4度(夜)36.6度
この記事へのコメントは終了しました。
コメント