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2005年1月12日 (水)

化学療法6回目(6日目)

新しく2人の患者さんが入ってきた。白内障のおばばとNEW癌の人。

この白内障おばばが最悪。人の会話に割り込んでくる。手術前で目が使えないため、テレビも雑誌も見ることができないからだ。ベッドは離れているのに、食いつきよすぎ。そのため、今朝からおばばを視界に入れないよう、カーテンの開け方を変えた。公共性のない人間は嫌いだ。

もう1人のNEW癌のGさん、とっても良い人だ。2年前に手術(術前抗がん剤2回、術後抗がん剤4回)をしたが、肺に転移。抗がん剤を受けるために入院した。

昼食時間中、担当のK内医師に呼び出され、病状の説明があった。暗い顔をして帰ってくる。

「進行がとても早く、治療が大変と言われた」と落ち込んでいる。「ホスピスも探さなきゃ」と。

このK内先生のインフォームドコンセントのやり方に私は憤慨。何故、家族を同席させないのか?こんな話を、本人の口から家族にまた言わせるのか?転移の告知は意味が重い。なぜ、それがわからないのか?医師としての資質に疑問を感じる。

Gさんの癌はHERⅡに陽性反応を示しているので、新薬ハーセプチンを使った治療を行うことになった。私も本で読んだことがあったが、実際にホンモノを見るのは初めて。「治療費がかかることも覚悟してください」と言われたらしい。

午後から点滴が始まったが、あまり大きな副作用もなく終了。ふたりでほっとした。あんなに良い人が、どうしてこんな目にあっているのか。不条理だ。最小の副作用と最大の効果を願うのみ。

※明日19:00から、半年点検の結果と今後の治療方針の説明会あり。

検温(朝)36.5度(昼)36.6度(夜)36.7度

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