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2005年1月 7日 (金)

化学療法6回目(初日)

DSC00138 いよいよ最後の化学療法。半年間、長かった。

点滴の針は、手術で主要な医師が不在だったため、よりによって★院長のW氏。ロレックスをはめた腕で、どの血管が良いか、私の腕を雑巾のようにしぼりまくる。どうみても、立場上、点滴の針さしなんてうん年ぶりのはずだ。血管焼けで難易度高いというのに。

下っ端医師だったら、失敗しても上司HELPができるけど、最上層のWじゃあ、メンツにかけても成し遂げなければならない。なんでこんな奴を呼んできたんだ。看護師Sさんは、かわいいのだけれど、時々、こういった大ポカをやってくれる。

「いてーんだよ、このあふぉが!手荒く扱うな!」

って言ってやりたかったけど、我慢した。血管痛でボロボロになった左腕。ものがふれただけでも痛いのに、しぼるなっつーの。あふぉ!

普通、血管に点滴針をさすときは、血液の流れを考え、下流から(末端)さがし、失敗すると上流へあがっていくのが基本。そんなん私でも知っている。手首から肘、上腕の順だ。

ところが、このW。いきなり肘からはじめようとする。「絶対に違う。間違えてる!」と心の叫び!警告音が鳴りっぱなし。

「あのぉ、いつもT先生は手首のあたりでとってくれるんですが・・・?」プライドを傷つけないように言ったが、もう耳に入っていない。「先生、少し休まれてから・・・」看護師Sもフォローするが、あっさり無視。そして失敗。予想通りの展開。

Wは、まるで私の血管が悪いかのように言い放ち、上腕を右へ左へしぼり始めた。腕にはしる激痛にブチギレ寸前。蹴り倒そうかと思った。しばらく3人のやりとりをみていた対岸の癌友Iさんも、いたたまれなくなって病室から出て行く。

「もういいです。足にしてください。お願いします。」とうとう、最後は足になった。

はかちゃん回診時、ことの顛末を伝えると、おもむろに私の腕を触り、「そうかな~、ここでも、あそこでも取れそうだけどな~」点滴針ノイローゼにトドメをさしたのは、Wだ。最低。

抗がん剤は毎度おなじみのCEF定食。

  1. デカドロン・・・ステロイドホルモン・アレルギー反応や炎症を抑える(10分)
  2. カイトリル・・・吐き気止め(10分)
  3. ファルモルビシン・・・抗がん剤(15分)
  4. 5FU・・・抗がん剤(60分)
  5. エンドキサン・・・抗がん剤(60分)
  6. カイトリル・・・吐き気止め(10分)

検温(昼)36.4度(夜)36.4度 

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