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2005年2月

2005年2月28日 (月)

悲しみのバス旅行

RIMG0068 母親といっしょに伊豆方面へのバス旅行へ参加。本当は父親が行く予定だったが、病院行事が入ったためキャンセル。私が代わりに参加することになった。

が、この旅行。旅行ではなく、「行軍」。のりっぱなしのバス移動。休憩はトイレ休憩のみ。朝6時から夜9時まで座りっぱなし。

退院から2ヶ月経ち、体力もだいぶ戻ってきた気がしていたが、それは全く間違いだったことを知る。まさに先が見えない地獄のバス旅行。体力が戻ったという自信は粉砕された。

帰りのバスの中、本当に辛くて仕方が無かった。周りのおばちゃん達は生き生きとしゃべり倒している。それに比べて断然若い私が、ぐったりしている。悲しくて、悔しくて、涙が出た。

「すごく辛い。」思わず口から出てしまった。母親には心配をかけたくなかったので、いつも「元気だよ。」「大丈夫だよ。」しか言わなかった。でも、本当に辛かった。あの手術した夜、1人でベッドに寝ていたときの辛さを思い出してしまった。

勇気を出して断ることも必要だと痛感した。

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2005年2月16日 (水)

NHKスペサル★オファー

ひょんなことで送ったメールが縁で、NHKスペシャルへの出演依頼が入った。がんサポートキャンペーンのまとめとして、「クローズアップ現代」の枠を拡大し、NHKスペシャルとして放映するとのこと。メールは、番組に出演していたNEW癌の松村さん(2月に死去)の姿勢に感動して、自分にも何かできることはないか?と率直な意見を送ったことに始まる。

癌になるまで、日本の医療制度には全く関心がなかった。新聞も、経済欄はみても、医療や福祉の欄はすっとばしていた。でも、この病気になって、日本の癌医療がこんなにも遅れていたという事実を知って愕然とした。「税金ばっかとられて、死に損かよ」。その反省もこめて言いたいことを伝えようと思う。所詮、病気なんて他人事。癌患者自らが、自分の、この貴重な経験を社会に還元していかなければならない。

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2005年2月10日 (木)

薬の日付

DSC00218 ホルモン療法の錠剤・ノルバデックスは、抗がん剤のような副作用もないので、今日飲んだかどうか、自分に自信がもてなくなる。1日1錠、5年間毎日だ。

そこで、癌友Iさんのアドバイスを取り入れ、薬の表面に日付を書き入れることにした。こうすれば、飲み忘れてもすぐわかる。

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2005年2月 3日 (木)

いのちをつなぐ薬箱

DSC00216 ホルモン療法は今日からスタート。副作用がないかどうか経過観察。朝、薬をのむ習慣がないので、さっそく薬を飲み忘れそうな気がする。心配。

これから5年間続けるこの薬は、私のいのちをつなぐ薬。大切にしておきたい。

ということで、薬箱を購入。毎朝、ブタの鳴き声を聞いて、薬を飲む。

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緊急外来

昨日の電話で落ち着きを取り戻したが、直接会ってお礼を言いたかったため、15時からの緊急外来枠に飛び込んだ。

いつもは混んでいるのに、今日は空いている。待合室には私を含めて3人しかいない。

名前を呼ばれ、中へ入ると、先生から改めて説明が入った。

「半年経って、少しは心が強くなったかなと思っていたんだけど、やっぱりパニくっちゃった。」と私。「当たり前だよ。みんなそうだって。ついでだから診ようか?」といって触診をしてくれた。最後に「大丈夫!」と背中を叩かれた。

ありがたい。本当にありがたい。

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2005年2月 2日 (水)

はかちゃん大明神

朝、病院へ行ったが、手術が入ったみたいでつかまえることができなかった。

610病棟には、N田さん、K川ちゃんの他、Sさんまで入院している。久しぶりの再会だ。Sさんが言うには「腫瘍マーカーをチェックしているはず。先生に聞いてみるのが1番よ。」とのこと。確かに骨転移は進行が遅いはずなので、移るにしては早すぎる。結局、N田ちゃんがはかちゃんに話しを伝えるということで、自宅へ帰ってきた。

ネットでもいろいろ調べたが、「きわめて稀に悪性の場合がある。」との記述を発見。腹が痛くなってきた。食事も喉を通らない。

夕方7時、電話が鳴った。出てみるとはかちゃんの声。

  • NEW癌から歯根に転移した例なんて1度も聞いたことがない。
  • 腫瘍マーカーも問題なし。
  • レントゲン画像より精度が高い、MRIの結果にも異常なし。

「なんだか下痢してるって~。そのぐらいの方が良いかもしれないけど、まあ心配しないで大丈夫だよ。食べろや~。」忙しいのにわざわざ電話をかけて来てくれた。本当にありがたい。N田ちゃん、どうもありがとう。

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2005年2月 1日 (火)

歯牙腫パニック

白血球数も安定してきた時期なので、ずっと気になっていた歯医者へ行くことに。

前回撮影したレントゲンをみてびっくり。歯根の先にもやっとした影が3箇所もある。

「なんですかこれ?」「ああ、歯牙腫ですね。」「歯牙腫?」「出来損ないの歯ですね。結構多いんですよ。歯並びの悪い人とか、歯根の治療をした人なんかに。下あごのこの位置にでき易いのですよ。」「どうなるんですか?今までこんな画像写ったことないんですけど。」「ほとんど成長しないと思いますよ。多分このままで大丈夫です。画像は現像の仕方で変わるから、気にしないで良いですよ。」

他の病院へ行くとき、NEW癌のことを知らせるべきかいつも迷う。

1回目の抗がん剤が終わった後、妙に足先が痒かった。水虫だと思って皮膚科へ行ったところ既往病歴を記入する欄があり、水虫とは関係がなさそうだったけど、記入させられたことがある。

歯医者と外科は関係ないだろうと思い、先生には告げずにいた。

一通り治療が終わった後、何気なく「腫瘍っていうのが嫌な響きですよね。今、敏感なんですよ。」「まあ、良性のものがほとんどですよ。こういうレントゲンの写り方をしているものは良性ですね。悪性だと、こういう感じには写らないんですよ。」「悪性の場合もあるんですか?」「きわめて稀にね。学会で報告されるほど稀ですよ。」「先生実は私・・・」

事情を話すと先生もびっくり。一度、胃がん⇒頚部リンパ⇒歯牙腫 という転移例をみたことがあるとのこと。「画像を見た限り、悪性とは考えにくいので大丈夫だと思いますよ。心安らかに暮らしてください。」

とはいうものの、心臓バクバク状態。早速、現在入院中のN田さんとK川ちゃんに緊急メール。はかちゃんとの面談時間を確保してもらうよう頼んだ。

「明日の朝、回診でくると思うから心配だったら病院へ来たら?」家に1人でいても悪いことばかり考えてしまいそうだ。明日はお見舞いがてら病院へ行くことにしよう。

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