忘却の彼方に
朝食を食べて、さて薬を飲むかとクッキーケースを開けると、「ん?今日って9月4日よね」「うん」「なんで9月3日付けの薬があるの?」
そう、飲み忘れました。
この薬は、私の体の中にあるNew癌細胞が、友達のNew癌細胞と手を取り合うのを阻止する効果がある。花粉症のシベロンブロックと同じような働きをする。つまり、鍵穴に先に入って塞いでしまおうというもの。これから5年間、1日1回忘れずに飲まなければならない、「命をつなぐ薬」と呼べる大切な薬。
抗がん剤のように過激な副作用がなく飲み忘れをし易いので、私は表面に日付を記入している。薬が残っていれば、その日は飲み忘れということ。特に土日はいつもと生活習慣が変わるので、飲み忘れをし易い。
一日飲み忘れただけでも、癌細胞が増えたような気がして気持ちが悪い。癌友にも注意メールを送ったところ、「もう4回忘れた。」「何故か4つ余っている。」「3回忘れた。5~6回朝忘れて夕方飲んだ。」と自供メールが続々と。そんなみんなが大好きさ、愛してるよ!
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