怪獣博物館
10月31日の入院から約1ヶ月が経過。早く退院できるようにとの願いをこめて、お見舞いのたびに、ウルトラマンの怪獣ソフビを直参していたが、予想外の長期入院に怪獣がたまる一方。とうとう3匹+ブタ1匹になった。
ここ2週間は、歩行訓練を続けている。まだ、角を曲がったり、後ろ向きに歩いたり、まっすぐ一本線上を歩くことが困難。「とてもじゃないけど、駅で乗り換えられない」状態。まだしばらく入院生活が続きそう。
「癌のときより長く入院してるわよ。」「癌は再発とか転移とかしても、症状が出るまでに時間がかかるから先の工程がたてられるけど、脳はダメ。症状が身体に出るのが早すぎるわ。」確かに!
術後間もない頃、人ごみが怖くて仕方がなかった自分を思い出す。見た目が若いだけに、「向こうの世界」にいる人たちから、「何もたもたしてんだ」という目つきで睨まれたり、押されたりしたことを思い出す。あの時は、飲みすぎシールではなく、術後○日目シールが欲しかった。
Mちゃんも、まだゆっくりしか歩けない状態。「“触るな危険!”シールでもつくってあげようか?」「それ欲しい!バックプリントで!」。退院祝いにオリジナルTシャツでも作ってあげようかな~。
■天然ボケのK藤さん。「小脳」脳梗塞のことを、脳梗塞の「小さい」ものだと思っていたらしい。。。「小脳」脳梗塞<「中脳」脳梗塞<「大脳」脳梗塞 の順で重症だと。すげー、さすがK藤さん。
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コメント
重い症状なのに、しっかり自分を見詰めていらして・・・
一人のときの心の中はともかく、「“触るな危険!”シールが欲しい」、 なんて素敵な言葉でしょう。
感動してます。
しっかりと歩ける日が来る事を信じて祈っております。
あなたの明るさで包んであげてくださいね。
投稿: 享子 | 2005年11月22日 (火) 23時48分
しろねこです。
思い重症なのに、楽しそうな会話ですね。”触るな危険シール”は、とってもユーモアが感じられます。
苦しい時、つらい時ほど、ユーモアを忘れないようにしたいと感じさせられました。素敵な記事、ありがとうございます。
投稿: 盛岡のしろねこ | 2005年11月23日 (水) 16時30分
彼女はいつも前向きなんです。妙な味わいがあります。
投稿: きゃんべる | 2005年11月23日 (水) 22時12分