NHKスペサル感想①
今年最初のサタサポ。年末のクリスマス会でお誘いしたTR谷さん(男性)とSK井さん(女性)が新しく参加。やたっ!TK中先生とYS田ちゃんが加わり、総勢7人フォー!ブラボー!
KNちゃんが切ってくれた洋ナシ“オ・フランス”を囲み、各自の体調報告、癌細胞論(闘う癌と闘ってはいけない癌)、検査の必要性と限界論、手術の切り方論、皮膚癌やほくろの癌、TK中先生の書評(柳沢和子著「100万回の永訣」)などについて討論した。いたずらっ子のように笑うTK先生の笑顔。「あんたぁ大丈夫。大丈夫だと思っていれば大丈夫。」なんだそりゃー!
TR谷さんはほくろの癌。JW会員でも3人しかいない貴重(希少)な経験者だ。働き盛りの男性なので、キャリアプラン、家族、経済など、様々な課題に直面したはず。2月からは必殺仕事人のUE田さん(男性・腎臓癌)も復活する。“シルバーじゃない”男性癌患者は珍しいので大歓迎。異業種交流ができるのも、この会の面白さ。
昼は赤坂黒座でパワーランチ。新年初ランチだったので、豪華に“黒座弁当”を頼んだ。煮魚、揚げ魚、焼き魚、刺身に、煮物や角煮、豆腐などがついて1500円。ご飯(←ここのご飯は本当に美味しい)もしっかり食べて大満足!!でも、絶対にカロリーオーバー!!帰宅してからTSCへ直行!!がむしゃらに泳いだ。
夜21:00からはNHKスペサル「日本の癌医療を問うⅡ」を観た。昨年、私が出演した「Ⅰ」の続編。テーマは医療格差について。
地方のように選択肢が全くないのも問題だが、都内でも、病院格差は確実に存在する。拠点病院や治癒率の高い病院には患者が殺到、コネやツテを頼るか、気長に順番を待つしかない。一般の人が受診することは難しい。K総長の国立Gセンターだって、手術待ち日数9週間(緊急の場合8週間)とHPにでている。9週間待ち?!総長、これって拠点として機能していないじゃん。どう考えてるの?
「自分が受けている治療は正しいのだろうか?」「最新治療がうけられるのか?」「命を預けられるのか?」聞けば聞くほど患者は悩む。でもこうした医療格差って、最終的に、「医師レベル」になるのでは?医師の実績、治癒率、術数、、、医師レベルの情報公開、あったら便利。でも、そこにまた患者が集中して、、、ってなことにはならないか?悪循環だ。
最新治療。魅力的な言葉。でも、最新医療が100%効くとは限らない。この“不確実性”が癌の怖さ。だからこそ、患者自身も癌観とか死生観、価値観をもっていることが重要になるんだと思う。医療に振り回されないためにも(過剰医療)、見極める目が必要だ。そして、それを医師と共有しておく必要がある。
昨年末の主治医の転院騒動。耳から脳みそが出るんじゃないかってぐらい、いろいろなことを考えた。
- 今の治療で良いのか?
- 施設、設備は満足できるのか?
- チーム(総合医局)医療は行われるのか?
- 最新の情報を手に入れる、患者に提供する努力はしているか?
- 信頼しているか?
一つ一つ浮かぶ疑問に答えを探していたとき、知人からこんなメールをもらった。「治療は、病院の施設がするのでもなく医師がするのでもなく自分の心が、病と向き合えたときできるのだと思います。医療者はそれをあくまでサポートするだけなのです。だからこそ信頼とお互いに協調する心が必要なのだと思っています。」心に響いた。
テレビに映っていたメンバー、前回もいた人ばかり。みんな患者会代表としてバリバリに発言している人。
前回、同席したときは、その場慣れした雰囲気にかなり違和感を感じた。でも、こういう人たちがいないと物事が進まないのも現実。もう少しCOOLにいきたい。
コメント
きゃんべるさん、去年あの番組(NHK)出演してたんですか!!
治療後間もなかったでしょうに。そのパワー、脱帽モンです。
投稿: カラカラ | 2006年1月 8日 (日) 22時46分
私もびっくり、去年出演(NHK)されていたのですか・・さすがです。 サタサポにTK谷さんいらしてたのですね。 よかった。よろしくお伝えくださいね。
投稿: なつみん | 2006年1月 8日 (日) 23時08分
脱毛していたので帽子着用で。グラサン風眼鏡+派手なジャケ着てたので、どうみてもテリー伊藤。放送禁止だわ。
投稿: きゃんべる | 2006年1月 9日 (月) 00時17分
グラサン風眼鏡+派手なジャケ+帽子・・・ううむ、やはりイメージ通りのひとだ。
他人のことは言えませんケド。
投稿: yann | 2006年1月 9日 (月) 23時29分
このまんま歳をとったら浅香光代ですな「あたしゃねぇ~」って感じで。目標はヨーコ・オノですが。。。
投稿: きゃんべる | 2006年1月10日 (火) 11時27分