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2006年4月 8日 (土)

おべんきょーの時間

何を隠そう、我輩は今、Air大の学生をしている。

実は、昨年は大学院でべんべんしていたのだが、シラバスをみると大学の方が授業が充実していて面白そう・・・ということで、院で取得した単位(12単位)はそのままにして、今年の4月から思い切って3年次に編入しちまったのだ。一応、再構築された人生計画の中では、6年かけて卒業する予定である。

2004年の夏は、二つ目の技術士(建設部門・建設環境)取得を目指して、一応、勉強していた。ところが、G治療でどぼん。

この技術士試験。9時~18時まで、入稿直前の新聞記者並に書き続けなければ合格できない論文試験(当時は)。術後後遺症を抱えた私の右腕では到底不可能なもの。諦めざるを得なかった。行けなかった受験票は捨てた。とても悔しかったし、言いようの無い喪失感を味わった。そういえばRLA試験も諦めたっけ。

諦めてばかりじゃだめじゃ。

ってなことで、、マイペースに取り組め、かつ、G後の人生の目標となり得るものを、、、と考えてチャレンジしたのが「学生になる」こと。「学ぶ」ことは、入院中のベッドの中で考えた人生の企みのひとつ。

半年単位でしか計画が立てられない身体だけれど、こうした長期的な野望をもって自分を修練しておくことも、長い予後を生ききる上で大切なことだ。

学生であることのメリットは、映画が学生料金で観られること、アカデミ版ソフトが購入できること、学割が使えること、などなど意外に多く、これだけでも十分もとはとれてしまう!おまけに、知識を習得でき、卒業もできちゃう、ってなことで、この企画は我ながらヒットだと思っている。

仕事もあるし、身体の負担にならない程度に前期は6単位分を申請。その授業のひとつが「がんの健康科学」。

これがめっちゃ面白い!

因みに講義の内容は以下の通り。

  1. がんの社会医学
  2. がんの生物学Ⅰ(発がんの仕組み)
  3. がんの生物学Ⅱ(がん細胞の性質)
  4. がんの疫学Ⅰ
  5. がんの疫学Ⅱ(実用的ながんの疫学研究)
  6. がんの予防Ⅰ
  7. がんの予防Ⅱ
  8. がんの早期発見と検診事業Ⅰ
  9. がんの早期発見と検診事業Ⅱ
  10. がんの臨床 外科Ⅰ(外科的治療の現状)
  11. がんの臨床 外科Ⅱ(今後の展望)
  12. がんの臨床 内科Ⅰ
  13. がんの臨床 内科Ⅱ
  14. がんの緩和ケアⅠ
  15. がんの緩和ケアⅡ

全部で15講座。頭文字が全部「がんの」で始まるところが笑える。あまりにも面白い内容なので、復習がてら、気がついたことをブログにアップしていこうと思う。

【第1回講義:がんの社会医学】

・病因とリスクファクター、リスクの種類(RR:相対リスク、AbR:絶対リスク、AtR:寄与リスク)と精度、予防医学と予見医学。

「今日の予防医学は、予防接種などにみられるように、まだまだ集団の理論に頼らざるを得ないのが実情であるが、最終目標は個人についての予防を可能とする予見医学にある」

⇒現在自分が受けている治療も全て集団の理論に頼ったエビデンスデータ。G治療では、個人のデータよりも、集団データが優先される。治療はデータが全て。ホルモン環境や生境、遺伝子環境などは、全て一人ひとり違っているというのに。

・生活習慣病としてのがん

「がんを代表とする生活習慣病は、まさに片寄った生活習慣がつくりだす疫病である」

⇒私、「生活習慣病」を患うほど長く、生きていませんがな。それにBC時代は80%ジベタリアンよ。

・健康増進法(第2条:国民の責務)

「国民は、健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め、障害にわたって、自らの健康状態を自覚するとともに、健康の増進に努めなければならない。」

⇒やっぱし自己責任? “努めなければならない”って言われてもねー。ごめんよ、非国民でー。

「がんは早期に対処すること以外に今日の医学では手のつけようがない。その早期発見のためには、症状がない時に自らの健康状態を自覚するよりほかに方法がないのである。」

⇒私は「癌細胞論」派なので、これには???結局、一つ目の癌細胞ができた瞬間から、運命は決まっていると思っている。Gにはそれぞれ個性があって、早期発見が難しいものや、早期で発見しても散っているものもあるから。“手のつけようがない”なんていって欲しくないねー。

ってな具合で講義終了。G発症後の人間にとっては、かなーり楽しめる授業であること間違いなすびですわ!おもしれー!

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コメント

がんの健康科学って面白そ~ですね。
偏った生活が作り出す生活習慣病に「癌」が入っていること自体が不思議なんですよね・・・子供から老人と年齢に幅アリ過ぎなのに。
ツッコミ所満載?の講義にきゃんべる。さんのアンテナビンビン(古っ!)って感じだね
それにしても誠にきゃんべる。さんは多岐に渡ってミラクルレインボーですね~

投稿: ムク | 2006年4月 9日 (日) 04時44分

え・・・大学生・・・仕事もこなしてるし。とてもGとは思えないくらいの、ものすごいフットワーク。癌の健康科学、興味ありですね。また、きゃんべる。さんのブログで勉強させてもらいますね。

投稿: さかな | 2006年4月 9日 (日) 08時39分

頑張ってますねー。
私も1つ取りたい資格があるんで、細々と勉強中。

投稿: rider | 2006年4月 9日 (日) 08時42分

>ムクさんへ
でしょー?片寄ったって言われてもねー。G患者をひとまとめにして欲しくないですぜ。
悪魔レーダーが立ちっぱなしですよ。

>さかなさんへ
空いている時間に勉強できるんで、良いのですよ。カルチャースクールみたいなものでしょうか?学習センターも歩いて10分ぐらいの場所にあるし。何より講義が刺激的。

>riderさんへ
私も細々と勉強中。継続は力なりじゃー(キテレツ風に)。
人生は太く、勉強は細く!麺は太く!足は太い!神経は細い!

投稿: きゃんべる | 2006年4月 9日 (日) 08時53分

この期に及んで「大学生!」信じがたい行動力ですねぇ。私なんて毎日ウダウダしているだけ。私もG前もジャンクフードなんて見向きもせずせっせとベジタブル、魚にという生活してたのにG宣告。やっぱり一つ目の癌細胞ができた瞬間から、運命は決まっていると思うわ。笑って過ごす生活これまた難しいけど前向きにきゃんべる。さんのように。

投稿: メリー | 2006年4月 9日 (日) 10時20分

見事にジャンプですね。 ガンバレー!!!

でも、ちょっと悔しいかなぁ。
側へ寄れなくなる~~

投稿: 享子 | 2006年4月 9日 (日) 11時02分

もう、「すごい」の一言ですね。スゴ過ぎですわ、きゃんべる。さん!
私をどうか、きゃんべる。通信大学の受講生にしておくんなましー!
実際の講義より突っ込みアリのこっちの方がオモロイこと間違いなし!!
すんませんが、貧乏人なので受講料は払えませぇん (^^;)ゞ

投稿: のほほん | 2006年4月 9日 (日) 13時09分

>メリーさんへ
笑いってばっかしっちゅーのもあふぉーだから、たまにはシリアスに人生考えるのもよいのでは?なんて、メリーさんの羊が心の強い人なのは、知っていますよ。

>享子さん
この前の集会も隣だったじゃないですかー。そばにきておくんなせーまし!ハグハグしちゃうよ!

>のほほんさんへ
どーぞ、どーぞ、ウエエルカモ。
激しい笑いの突っ込みに耐えられるのか?!

投稿: きゃんべる | 2006年4月 9日 (日) 16時46分

はじめまして。
きゃんべるさんの生き方、刺激的ですー。
そうですよね、長い展望ももっていなければ、場当たり人生になっちゃう!ありがとうございます。何ができるのか、何をしたいか、私も考えて見ます。

投稿: いちご大福 | 2006年4月 9日 (日) 20時34分

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