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2006年4月 9日 (日)

ETV:働き盛りのがん

昨日の20時-22時、NHK教育TVのETVで「働き盛りのがん」という番組がありました。

このテーマ、あたしゃG患者になって以来、「もっと話題にすべき!」と、ずっーーーっと考えておりましたよ。 NHK、やるじゃんか!パチパチ!ヒュヒュー!

働き盛りのG患者。

世の中から消し去られているマイノリティGPだけれど、確実に存在する。そして、シルバーG患者とは違った課題を背負って病気と向き合っている。

  • 病状の厳しさ
  • 親の老後、子供の養育への心配(親より長生きすることが今の目標)
  • 仕事・キャリアプランとの葛藤、人生設計の再構築、喪失感の大きさ
  • 経済的な課題(若年だと、たいした保険に入っとらんでしょ、ふつー)
  • 予後の長さ   etc

番組の中では、こういった話題について、小堺一機さんを進行役に、4組のG患者・家族を紹介していた。朝日新聞の上野さん、シュウさんも出演。

今回の番組の中で、私が特に良かったと思うこと。それは、本人だけではなく、家族や友人にまで視点をひろげて、その心を問うたこと。

実を言うと、私も今まで、相方がどのように私の病気を捉えていたか?ということについて、それほど深く考えたことがなかった。強いて言えば、化学療法を受けようと決めたときに相方と話し合いをして「ふーん、そーゆー見方もあったのかー」と思った程度。

ところが、先週の3Dチャット会で、「G患者&G家族」の両方の視点からGを話す機会に遭遇、「家族サイドの気持ち」を知った。

今、改めて、相方、自分の親、義理の親などなど、本当に多くの人に心配をかけているんだなぁーと実感している。同時に、自分以上に、そういう人たちの頑張りと力強い支えがあったからこそ、今があるんだなぁーと感謝している。

相方と番組を見ながら、「あのときこうだったよねー」とか、「どう思った?」とか、畏まらずに話し合うことができた。お酒の力でも借りないと話しにくいテーマなので、番組には良い機会を与えられた。

いちゃもんをつけるとしたら、以下の3点。

  1. シングルG患者の存在にも目を向けて欲しかったこと。この視点も重要だぜ、NHKさん。
  2. リレー・フォー・ライフの説明で「survivor」を「がん生存者」と訳していたこと。「生存者」じゃないですよ。もっとcancer-survivorshipの考え方を勉強してほしいざーます。
  3. NEW癌リスクを5年と言っていたこと。ノンノン、10年でございますわよ、10年!

アテネオリンピックの砲丸投げに出場した森千夏ちゃんも、虫垂癌と向き合って、頑張っている。癌は決して高齢者だけの病気ではない。

自分にできることは只ひとつ、後悔のない人生にしていくこと。

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コメント

私、知らんかったんですよ、あの番組。チェックしてなかったんで、たまたまチャンネルを変えたら出てきて、途中から観ました。

んー、金銭的な面は本当にキますね。
私も映像を観ながら、なんだかかわいそうになったと同様、私もじゃん☆と思いました。障害年金が受給・・・。あれは今後の参考となります。

投稿: 昼顔 | 2006年4月 9日 (日) 16時51分

透析のように、もう少し補助金があっても良いと思いませんか?難病ですよ、Gは。

税金。とるときはあっさりなのに、返し方おせーてくれないなんて、ヒドイですよね。
しかも3ヶ月待ち!社会保険庁、、、怒!

投稿: きゃんべる | 2006年4月 9日 (日) 17時20分

わたしもみましたよ。
障害年金は真面目に取得がむずかしい!
まず受診している病院に認定医(うちの場合は都の認定医)がいないとさらにややこしい。
乳がん患者に対してほとんど皆無といっていいくらいよ。
しかも65歳を過ぎて障害者になっても(例え1級でも)一銭もおりないってなんて国だと思うわ!
末期に関しては40歳以上が介護のラインだし・・・
若年層はどうすればいいのかな?
ほんとうに考えさせられます。
「申請」制度といえども・・・身体がツライのにあっちに回されこっちに回されじゃあタマラン。
郵送だっていいじゃん。じゃなければ自宅に取りに来てほしいな~。

投稿: ムク | 2006年4月 9日 (日) 18時25分

わたしも見た見た。結構ためになりましたね。私のばわい代替療法なので保険がきかないからなー。代替療法がん患者はどうしようって感じがしましたね。わたしが癌になった時だんな(まぐろ)は絶対大丈夫しか言わなかった。なにが絶対大丈夫かわからなかったな~。

投稿: さかな | 2006年4月 9日 (日) 19時26分

私もしっかり録画しながら見てました。
若くても、がんになっている人は多いわけで。
こういう番組で、問題提議してもらえるのはいいなと思いました。
ブログをやってる、一般の患者さんたちも出演していたので、親近感を持って見られましたしね。

投稿: yue少納言 | 2006年4月 9日 (日) 20時13分

>ムクさんへ
んじゃあ制度の隙間にある人はどうすりゃいいわけ?って感じですよ。がん検診にしても然り!
結局、若年の発症は「運が悪かった」ってことで全部片付けられている気がする。税金納めているんだからなんとかしちくれーって感じ。
だいたいねー、厚労省の組織自体が・・・ぶつぶつぶつぶつ。

>さかなさんへ
漢方なんかも保険が効く人と効かない人がいますよね。ほとんどのG患者がトライしている代替療法、保険がきくと良いのになーと思います。金で命は買えないというけれど、ひょっとしたら買えるのかもしれないと思う今日この頃。
うちの旦那も右に同じ。大丈夫しか言わんかった。でも、旦那が呑気だったから、自分もどっしり構えられたのかも?

>yue少納言さんへ
あのETVってシリーズは若者向けなので、腰が軽くて、なかなか良い番組でやんす。NHKガンサポ終わっちゃったしね。
くらーいドラマをつくる予算があるなら、こういう社会の意識を変えるメッセージを発信し続けて欲しいと思う。
癌患者はみんなそれぞれ考えてますよね。それだけインパクト大な病だし。

投稿: きゃんべる。 | 2006年4月 9日 (日) 20時26分

それ、観たかったなぁ...
私もいろいろあって、言いたい事、聞いてほしいことが沢山ありますです。
発症したときは、まだシングルだったから、病気のショックより、これからの不安の方が大きかったし、
2回目の発症で、仕事はやめざるを得ない状況になったし、
古いタイプの保険だったんで、保険の日数は使い終わっちゃうし。
でも、治療は続くし....

捨てる神あれば、拾う神ありで、付き合ってた旦那さんには捨てられずにすんで、ホントに感謝しています。

投稿: がんこ | 2006年4月 9日 (日) 23時42分

5年だろうが10年だろうが、(まあ10年は5年の倍なんだけど)その期間を過ぎたからといって時効になるというわけでもなし。
少なくとも今は「執行猶予付き」であるという捉え方をしている以上、こころ休まることはないんだなぁと・・・。
いろんなものが崩壊して、いったんグラウンドゼロになったところから、なにを一体見出せるのか。
それは人それぞれで違うでしょうが、そのために勇往邁進したい気持ちにブレーキをかけるもののひとつが、私の場合は「うつ」であり「更年期」でありその多いろいろであってりして・・・
めんどくさいな人生って。
でも、だから、面白いんだな。
若い頃のようにアグレッシブにはなれないし、達観と諦観の中で暮らすうち、見えてくるものもあるのではないかと思う次第です。
(↑ひとんちで長いコメント書いちゃだめだよ)

投稿: yann | 2006年4月10日 (月) 01時41分

↑いいっていいって、yannさんってば!

投稿: きゃんべる | 2006年4月10日 (月) 08時06分

>がんこさんへ
縁ですなー。愛ですね。
私、2人→1人になったパターンも多い気がするのですよ。G離婚。ここらへんも取り上げて欲しいなーと。

>yannさんへ
病気のとらえ方も、予後の生き方も、百人百様。
それだけGはインパクトのある病気なんだなーと、今更実感しております。
人生いろいろ面倒っちーけど、楽しいこと多いしな!不思議ないきもんです、人間ってやつは。
ちっちきちー。

投稿: きゃんべる | 2006年4月10日 (月) 14時54分

皆さんのお役に少しでもたてて出演したかいがありました。でも傷害年金が出ない方も沢山いらっしゃいます。私も認可されなかったら。。。正直「離婚」考えた事あります。離婚で生活保護を考えました。。。今は思いませんが、やはりこの問題はそこまで「リアル」なんですよね。撮影ではそこまで話したのに出なくて残念です。生きている限り訴えていくつもりです。行政の悪代官排除!!

投稿: 金子 | 2006年4月12日 (水) 09時56分

>優奈ままさんへ
TBありがとうございます。

腎臓透析も患者パワーで医療費補助を勝ち取ってきたものです。癌だって一緒!
自分は関係ない、自分さえよければ良い、というのではなく、困っている仲間がいるんだから一緒に声をあげましょうよ。

お金で命は買えないというけれど、私、ひょっとして買えるのでは?と最近思い始めています。勇気だしましょう!

投稿: きゃんべる。 | 2006年4月12日 (水) 11時28分

キャンベルさん、こんにちは。興味深く読ませていただきました。suvivorの訳についてですが、なかなかしっくり来るものが思いつかずにいます。「生存者」以外にどうやって訳されているのでしょう?

投稿: 理沙 | 2006年11月16日 (木) 12時11分

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受信: 2006年4月11日 (火) 02時54分

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