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2006年4月 1日 (土)

訃報

060401185826_1一昨日の夜、高校時代の担任の先生(愛称:しゃしゃ、ムーミンパパ)が亡くなったとの知らせをもらいました。 今日、上智大学の聖イグナチオ教会で葬儀がありました。思いもよらない同窓会になりました。上智大そばの土手は花見客でいっぱい。桜を見るたびに、先生のことを思い出すでしょう。

大腸癌を患い、昨秋から入退院を繰り返していたそうです。亡くなる2日前に自ら望んで洗礼を受けたとのこと。。。という話をメインの神父さんがしている間、付き添いの外人神父がイスで爆睡していて、あたしゃどたまーきましたね。

一昨年の年賀状で、私の身に起きた異変を知らせました。酉年だったので、“大病を患ったけど、Phoenix-Project・始動です!”と伝えました。今年の年賀状には、私の身体を気遣う温かいメッセージが書かれていました。先生の方こそ大変だったのに。もっと早く、同じ癌患者であることをカミングアウトしていれば、辛いときには「ツライ」って言える相手になれたのかなー?と思い、今、少し後悔をしています。

献花をした後、奥様と娘さんに、「私も、今、癌と向き合っています。先生の分まで頑張って生きますから。」と伝えると、私の顔をみて一瞬びっくりされた後、「頑張って、生きてくださいね!」と力強く腕を握り返されました。

棺の中の先生は、少し痩せていたけれど、「また悪さしてるのかー」とにやにや笑っていた20年前の先生のままでした。

コムスメ時代、俺っちは、中高一貫教育をしている某女子高の「理数科」クラスっちゅーところに在籍してました。

「理数科」っちゅー名前がつくぐらいなので、理科と数学の授業がやたらに多く、午前中が全部数学で午後が全部理科、なんてことも。当然のことながら担任の“しゃしゃ”は数学の先生。ホームルーム以外にも、顔をあわせる時間が本当に多かったです。

ほんわかした女子高で理数系に進学しようと考えるヤツなんて、そもそも変わり者。「芸術コース(←芸大とか目指す人)か理数科か?」っちゅーぐらい、団体行動が苦手な一匹狼ばかり。生意気盛りな私らは、屁理屈をこきまくり、いつも先生を困らせていました。あのクラスをまとめるのは大変だったと思います。

秋の文化祭。3年生は受験ムード一色。そんな中、あふぉーな理数科は唯一出店をして文化祭に参加。進路指導の先生たちからは大バッシングを受けました。「何を考えているんだ!」って。そんなときも、進学率の高低や規則に押し込めようとする、ぱんぴーな教師たちから、わしらを一生懸命守って、好きなようにさせてくれました。

「何故?どうして?」とわきあがる疑問。様々な公式を組み合わせ、自分で答えを導きだすことができる。暗記型の課目とは違う、数学の“解く”面白さを教えてくれたのも“しゃしゃ”です。それが、物理や化学など、他の学問の基礎になることも教えられました。数学的な思考は、私のアイデンティティのひとつです。

葬儀の後、集まった同窓生で献杯をしました。享年59歳。ご冥福をお祈りします。ありがとうございました。もう同窓会をしても、しゃしゃは来ないんだなーと思うと、とても寂しい。悲しい。そして悔しい。060401171625_1060401171005_1

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コメント

先生、残念でしたね。
がんで亡くなる人の話を聞いたら、ヒトゴトでなくなってしまっているので、健康なとき以上に悲しくなりますよね。
そこの教会では、伯母が結婚式をやりました。
なつかしいです~。

投稿: yue少納言 | 2006年4月 1日 (土) 21時32分

しゃしゃ先生のご冥福をお祈り申し上げます。59歳まだまだこれからだったのに・・・生徒を思ういい先生に習ったんですね。先生の分まで長く生きて行きましょう!!

投稿: さかな | 2006年4月 1日 (土) 22時05分

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