サタサポへ
暑いですな~。っと言いつつ、心の治療室・サタサポへ。
本日からウエルネス・サタサポ創設にかかわった伝説の男看護師O氏がファシリテーターとして静岡から参戦!
沖縄出身のO氏。ビギンのリーダーにクリソツな極太&濃い方でござんした。で、自己紹介がてら各自の近況報告なんぞを。
私は、11日に亡くなったYさんの話を。途中で思わず感情がこみ上げてきて声が裏返ってしまった~。
心筋梗塞による突然死など、『死』のかたちって色々ある。がんは、緩慢に進行していく病なので、よく『死への準備ができるから良い』などと言うけれど、私は、せっかちなのでそこに至るまでの『過程』を経験するのがたまらなく嫌だ。普通の人より、『知識をもって』仲間の死を看取る機会が増えているから、余計にそう感じる。『死ぬには労力が要る』って。
それから、ホスピスへ行くタイミングの難しさ。これも痛感している。特に歳が若いと治療との見極めがとても難しそうだ。
仲間の死を見るたび、一般病棟ってのは、やはり『完治を目指す場所』なんだな~と感じる。だから、居場所が違うのでは?と。ただ、希望するホスピスがタイミングよく空いているかどうかは大問題どぁ~。
以前、私は『一般病棟併設の緩和ケアが良い』と宣言していたが、実は最近、少し考え方が変わってきている。どう変わったかというと、一般病棟、独立病棟の違いではなく、『知っている人がいる・信じることができる人がいる緩和ケアが良い』と思っている。
そういった意味でNH病院はウェルネスのYちゃんあたりがボケっぷりをみせに来てくれそうだし、場所が良いので家族や友人も来やすそうでGood。
あとは友人のOちゃんがボラやってるPH。『桃源郷のようで絶対に嫌』と思っていたけど、案外こういう信頼できる友人に看取ってもらうというのも良いものかな?と思いはじめている。相手は迷惑かもしれんが。
結局、私はひとりで死ぬのが嫌なのだ。じぃじと同じく、甘えん坊なのだ。多分、術日の夜にみた幻覚の影響もあるんだろうけど。
ランチは世界の食めぐりを目指し、ベルギー料理の店へ。ところが、2件とも土曜休業。残念!干からびる前に、ベトナム料理『蓮花館』へ突入。生春巻、揚げ春巻、焼き鳥、ベトナム・ふぉーーーっ!(←レーザー・ラモン風に)マンゴーアイスがついて1500円也。
お味は美味!美味!ダシの効いた塩味はバッチグーよ!赤坂は美味い店が多いっすネ。はずれが少ない。これだからサタサポはやめられまひぇん!
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コメント
あらまー、おらも今日の昼食はベトナムのランチ。
そしてなんと夕食もTスイマーズでベトナム料理ざんした。
きっしーのパパ付き。
ここにきゃんべる。コーチがいればいいのになあ。
新メニューがいっぱいあるよ。
で、20、21、22日は4周年記念ランチタイムバイキング(中身超豪華)があるのさ。うっふ〜ん。
投稿: ngon | 2006年7月15日 (土) 23時42分
>せっかちなのでそこに至るまでの『過程』を経験するのがたまらなく嫌だ。
私もそう思っちゃうけど、岸本さんの本で「がんで死を迎えることは、ある意味人間的」みたいなことを読んで、ちょっとラクになったりもしたなー。
ホスピス、都内だといろいろ選択肢がありそうだけど地方ではなかなか。これも悩みの一つです。
ベトナム料理も大好き! 前は銀座とか丸の内のサイゴンによく行きましたよー。
生春巻きのプリプリ感、たまらないですー。
ジャパンウェルネス、やっぱり気になる(赤坂の世界の料理巡りも含めて)・・・けど恥ずかしがりやなので、まだ連絡できずにいます。。
投稿: れひ | 2006年7月16日 (日) 00時15分
ここでは、はじめまして。
Yの夫、ぱぱっちと申します。きゃんべる。さんとはずっと前からお知り合いのような気がしてなりません。
>そこに至るまでの『過程』
とても重い言葉ですね。Yにとって、労力はかかりましたが、その『過程』は幸せなものであったと私は信じています。少なくとも私にとっては、とても幸せな8ヶ月間でした。
死への準備期間ではなく、今という時を大切に生きる気持ちを共有できる時間。今振り返ってみて、私はそう思ってます。
ただ、それをすべての人が持てるために、緩和ケアについて、混合診療について、家族にできるサポートについてなど、いいたいことは山ほどあるのですが、まだ整理ができてません。ごめんなさい。
私は、妻ほどマメにはできませんが、時々お邪魔させてもらいたいと思ってます。
あ、痛くしなければ(^^;)抱きしめていただくのもうれしいです。娘・まおたんともどもなら、Yも許して・・くれないかも。撤回。
いきなり長くなってごめんなさい。
今後とも、ぜひよろしくです。
投稿: ぱぱっち | 2006年7月16日 (日) 00時20分
きゃんべるさん
わたくし、えっへん!ウエルネスの初代SPの
メンバーで、ファシリーテーターはO氏でした。
伝説の男!になっていたなんて。
まるまるとした体系に癒やされてましたです。
先日のパーティで久しぶりにお話しました。
ますますトトロのようになってましたね。
サポサタだけの復帰?それともピンチヒッターなのですか?
投稿: Roko | 2006年7月16日 (日) 09時44分
きゃんべる。さん、こんにちは。
この2日間、あまりの暑さでばてておりました。
友人らは一度も行ったことないくせに「インドみたい」とか「サハラ砂漠みたい」とか申しております。思わず、「へぇ、行ったことあるんだ?」とまじめに尋ねてしまうぐらい、脳内の沸点温度が上昇。
さて、はむうしは、この「やまい」になって何がいやなのか、自分は何を問題だと思っているのかずっとずっと考えておりまする。どうやら「最後に至るまでのプロセスがどうなっていくのかが自分でコントロールできない」ということ「今までできていたことができなくなっていく過程をどうすればいいのかわからない」ということをどうやら自身にとっての問題だととらえているようです、現時点では。できないことが増えても、どのような状況になろうとも、折り目正しく呼吸し続ける、思考し続ける、たおやかであり続ける、そう願いつつ、もっとどこかに着地点を探すべきではないかとも。
たぶん、今の私にとっての最大の支えは、イケメン青年医師との会話なのだろうと思います。彼に会いに行く前に必ず、外来で質問すべきことをメモにするという作業を通じて自分自身も含め今の状況を観察せねばならず。また、彼に対して、最後まで、「やまいに関するデータ」を媒介にした冷徹&ホットな関係を保っていたいと願うことによって、支えられている。夢想するのでもなく、無視するのでもなく、生き物としての事実を見つめる。小心者なので、こうするしか方法がないのかもしれませぬ。長くなりました。すんません。
投稿: びぶっている、はむうし | 2006年7月16日 (日) 12時27分
>ngonへ
ベトナム人よりベトナム料理を食べてるのでは?
うっふ~んじゃねーっ!おれも行きたい!
秋にも4.5周年記念ランチバイキングやってくれないかな~。
>れひさんへ
そうだね~、東京はあっても混んでいる。地方はない。患者が望む治療をはやく実現して欲しいですね。
ウェルネス、お気軽に電話してみてちょ。自分の気持ちを整理するのにとても役立っています。考えをぶつけることもできるし。宝物です。
>Rokoさんへ
えええ~そうだったんですか?
んじゃ、是非是非今度来てくださいませ~。サタサポ、最近盛況なんですよ。
T先生が休養している間、とおっしゃっていましたが、『T先生には身体最優先にして欲しいので、このままずっ~とお願いしま~す』と伝えました。トトロクラブか~。
>はむうしさんへ
私も、自分の意思までがんに売り渡す気はありません。
自分が産み出した細胞にもかかわらず、自分の意思でコントロールできない。がん細胞が死ぬときは自分も死ぬとき。
治療が増えてくると、どうしても自分の時間にがんが占める割合が増えてくる。だから、生き方や治療方法は自分の意思で選んでいきたいと思います。自分にできる最大の抵抗ってやつですかね。
投稿: きゃんべる | 2006年7月16日 (日) 14時26分
>ぱぱっちさんへ
お忙しい中、ありがとうございます。
本当に心のある方。思いっきり抱きしめたいです~!あ、でもyue少納言さんにハリセンで叩かれそうだからやめておこうっと。
わたし、がんって家族の病気だと思っています。ぱぱっちさんの言うとおり、
『今という時を大切に生きる気持ちを共有できる時間』そうですね。
明日も明後日も当たり前のように来ると思っていた頃は、雑に生きていた気がします。
『今を大切に生きる』。
良い言葉ですね。ありがとうございます。
まおたんの恋の行方も気になります。是非、ブログを続けてください。私から遊びに行きますよ!
投稿: きゃんべる | 2006年7月16日 (日) 14時33分
『死』については、いろんな考え方があると思いす。自分の望む死の形にたどり着くまで結構な労力がかかそう。。日本中のがん患者全てが質の高い医療を受けられるようになれば良いですね。
って思いながらも。目が生春巻きに釘付けです(^^ゞおいしそー♪
投稿: オレンジ・みかん | 2006年7月16日 (日) 14時53分