« 夫婦外来 | トップページ | のの→広島 »

2009年1月21日 (水)

献体の話

母は献体登録をしていました。献体というのは、医学生の解剖標本のことです。
白菊会という会がやっています。

告別式のあと、通常なら火葬場へ行くと思いますが、登録した大学病院の解剖学研究室から迎いがきて、出棺します。そして、3年間冷凍保存されます。今頃、たぶん、カキコキン。マンモスみたいです。
とても不思議なのは、、、

  • 火葬は3年後→でも、その間も四十九日や1周忌などの法事は行われていきます。でも、骨も何もないのです。
  • 3年間冷凍保存→何回か出し入れをして細かく解剖していくのか、いっぺんに出して行うのか、全く不明。
  • 3年後、どういう姿でみせてくれるのか?(顔とか見られるのかしら???)

そして、遺族として思ったこと、、、

  • 事務連絡が煩雑→埋葬許可証など3年間保管しなければなりません。家族みんなでコピーを一通づつ持つことにしました。
  • 連絡手間も多し→遺体の引き取りや3年後のための手続きが、一番精神的に辛いときにいっぺんに多すぎ。遺族に任せるのではなく、受け入れ側も動いて欲しい。
  • 遺族の思いも受け止めるべし→通常、出棺の際は、花を入れたり、故人が愛用していたものを入れると思いますが、一切不可。せめて花ぐらい入れさせて欲しいと頼みこんだ結果、花束のみ、もしくは、遺体にシーツを被せた上での献花ならよし(要はドバッと花が棄てられればよい)。
  • 遺体の保管→ドライアイスの入れ方にも注文が入ります。直接あててはダメとかなんとか。
  • 3年後にまた悲しみがやってくる→家族自体が高齢化しているので、今のメンバーでできるとは限りません。

特に、遺族の想い。これを無視した手続きには

これでは献体は広がらない

と思いました。

母の願いだったので私たちも、生前、同意書にサインをしましたが、実際に亡くなり、葬儀を行う際には、気持ちが少し変わっていました。

ちょっとこれってどうよ・・・

と思ってしまいました。
もし、このブログを呼んでいる医療関係者の方がいたら、是非、再考して欲しいと思います。
人間、頭で理解をできても、生死に関わることは、やはり感情が優先されます。告別式は残された者の<想い>を整理する場なのですから。
その儀式が思い通りにできないというのは、???です。

棺の中に入れたものは、みんな3年後にかえってくるとのことなんですが、宗教上いれなければならなかった足袋や傘、杖、白装束など、返却されても困るしな=。

« 夫婦外来 | トップページ | のの→広島 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 夫婦外来 | トップページ | のの→広島 »