« 納得 | トップページ | どこまで何を言うか »

2015年10月28日 (水)

旅立ち

その日は出張でしたが、朝、なんとなく心配になり、メッセをいれました。すると、「ちょっと状況が悪いかも…」という知らせを妹さんからもらいました。前夜のこともあったので、後悔するなら会いに行け!と思い、旦那に「行くよ!」と声をかけ、あわてて二人で家を飛び出しました。私は、仕事先の方に電話をして、約束の時間より到着が遅れることを伝えました。病院には、9時に到着。新幹線の出発時間ギリギリまで病室にとどまり、顔をみて、目から零れ落ちる涙をふきました。



そのときは既に意識はほとんどなく、天国にいるお母さんと行く行かないの押し問答をしている感じでした。耳元で、「池ちゃん!」とよぶと、「はい」と返事は返ってきます。「なおみだよ、これから仕事にいくからね!」「はい」。



「夜、戻ってくるから、待っていてね!」



これには池ちゃんからの返事がありませんでした。その後、Y先生ご夫妻がいらっしゃり、池ちゃん額の汗をふきながら、3人で一緒に祈りを捧げました。安らかに。ただ、安らかにと。



それが私が生前の池ちゃんに会えた最後のときでした。前の晩、私に付き添いをさせてくださったご家族の優しさに、いま、本当に感謝をしています。



たくさんの宿題を彼女からもらいました。きつくても、壁にぶちあたっても、みんなの力をかりて。「治る薬を作ってよ」といった私のリクエストに彼女が応えてくれたように、私も恥ずかしくないように生きます。



Palver10




ありがとうございました。わたし、気がつかなかったけど、池ちゃんのこと、本当に愛していたみたい。

« 納得 | トップページ | どこまで何を言うか »