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2015年11月10日 (火)

久しぶりの病院へ

昨日、リスボンからブリュッセルを経由して成田へ帰国してきました。トランジットの時間も含めると、ホテルを出てから20時間!!うーむ、やはり乗り継ぎが入ると面倒ですね。

そして、夜は池ちゃんの看取りをした病院内で会議があったので、成田から直行しました。
久しぶりに歩く道、お店、薬局、ライトアップされた十字架、教会、院内の風景、渡り廊下。あああ、ここで夜に面会届けを何度も書いたな・・・あのときの全てが思い出されてきました。
でも、もう池ちゃんはいないんだなと、棺の中に楽譜と一緒におさめられた綺麗な姿を思い出しました。


会議は、看取りの祈りを一緒にしてくださった先生が主催です。私は時差ボケで頭はボサボサ、つっぴん、ねむねむの状態でしたが、開口一番言われたのが、

『この場所で大丈夫だった?』

という言葉でした。

嬉しかったです。そう、だって先生だってそうですよね。先生なんか、毎日そうですよね。と思いました。
『寂しいなと思うところはあるけど、ちょっと懐かしい感じもします。大丈夫!』と答えました。

2時間ほどの会議が終わって、一緒に外へ出たときに、最後の頃の話しを一緒にしました。そして、私が、『20年ぐらい、オケの演奏会で遠くから見かけたり、軽く言葉を交わす程度だった。再発してからも1年間、だれにも言わずにきて、最後に手をのばしてきてくれたことが嬉しかったけど、でも、泣いたり、苦しんでる池ちゃんじゃなくて、笑っている池ちゃんの姿をたくさん思い出に残したかった』と正直に言ったら、先生が、

『あなたは本当に、十分寄り添っていたわよ。』

『あなたは、いつも、いつも一緒にいたじゃない。陽子さんの笑顔をみれば、全てが伝わってきたわよ、あの安心しきった笑顔!あんな表情はなかなかみられないわよ。』と。
『ただ寄り添うということは、一番やさしいことだけれど、一番難しい。そして、一番大切で必要なことなのよね。』

そういって、留学時代の友人とそのまた友人との話をしてくださいました。

なんか、とっても嬉しかったし、癒すってこういうことなんだなって思った。ありがとうございます。

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