介護

2008年12月28日 (日)

2ヶ月ぶりの会話

仕事納めも終え、昨日、母の見舞いへ行きました。

病室へ行くと、母は爆睡をしておりました。排尿の量と点滴の量・スピードを確認したあと、しばらく、相方とふたりでベッドサイドに座り、寝顔を眺めていました。

規則的な呼吸のリズム。コポコポと音を立てる酸素の音。

眺めているうちに、こちらも眠たくなってきてしまい、うとうとしかかった瞬間、母がぱっと目を開けました。気配に気づいたんですね。しばらく目をぱちぱちさせているので、上から覗き込み、

<おはよう!よく寝てたね!わかる?>

と声をかけると、首を立てに振りました。そして、よく見ると口を動かしているのです!
びっくりして耳を近づけると、

<Yさん・・・・>

相方も一緒に来たのか、確認したかったようです。2ヶ月ぶりに母の声を聞きました。

<うん一緒だよ、一緒>といい、私のめがねをかけさせ、相方が近づくと、安心した顔に戻りました。何か一生懸命、口を動かそうとしているのだけれど、音は聞こえません。

<痛いところはない?肩は寒くない?背中は痛くない?>あれこれ矢継ぎ早に質問しても首をふるだけ。

母は、鼻から酸素を入れていますが、口が開きっぱなしになっているので、絶対に口の中が気持ち悪いと思い、

<歯を磨こうか?>というと。ようやく首を立てに振りました。
歯を磨くと、気持ちよさそうにしていました。タオルでふき、ついでに乾いた唇にクリームをつける終わると、しばらく私たちの顔をみつめたあと、安心したように、また寝てしまいました。

本当に少しづつ、少しづつですが、高カロリーの点滴が効き始めてきているようです。ただ、血液の数値は悪いので、年が明けたら、また輸血をする必要があるそうです。

<年は越せないかもしれません>と言われたのが12月10日。

うそジャン!越せる、越せる!

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