ガイドライン
世間は三連休らしいですが、日曜日、祝日は、学会事務局に缶詰になってのガイドライン委員会。手術療法→放射線療法→画像・検診→疫学→病理→薬物…と。あとは薬物と疫学を次回にやって終われれば…という感じ。
頭を猛烈に働かせて疲れました。が、この大量の論文を読み解いた各小委員会の先生方に、頭が本当に下がります。
世間は三連休らしいですが、日曜日、祝日は、学会事務局に缶詰になってのガイドライン委員会。手術療法→放射線療法→画像・検診→疫学→病理→薬物…と。あとは薬物と疫学を次回にやって終われれば…という感じ。
頭を猛烈に働かせて疲れました。が、この大量の論文を読み解いた各小委員会の先生方に、頭が本当に下がります。
土曜日は精神保健福祉士、専門科目の国家試験でした。
昨年、社会福祉士を取得済みなので、共通科目は一部免除でした。所感として、去年の社会福祉士はとにかく学習範囲が広くてやってもやっても終わらない感じでしたが、専門科目のみ80問だと人間らしい学習ができます。
試験は午後から140分間。朝からコーヒーを飲みすぎたのでギリギリまでトイレに駆け込みました。1問1分15秒で解いて、10分間でマークシートへ記入。10分間で記入漏れがないかを確認。残りの時間で迷った問題を再考する予定でした。無我夢中で解いたら案外これがサクサク進み、試験終了10分前に提出しました。暗記をしながら不明なところをインターネットで検索確認という学習方法が功を奏しました。その後の解答速報だと、「考える質問が多く、今年は難題が多い」とありましたが、そこをなんとかクリアできた模様。
今日の時点で何社からか解答速報がでたので自己採点をしましたが、目標点数を大幅にクリアできた感じ。よっぽどマークシート記入ミスがない限りは無事に合格できそう。あとは正式発表を待つのみなり。
病院実習、施設実習、スクーリングなど、よく頑張りました。任せきりにしていた仕事を今日からせっせと取り組みます。
ABC3という再発・転移性がんを扱うシンポジウムにどうしても出席したくて、リスボンまできています。リスボンを訪れるのは実に30年ぶりです。たしか、大学の卒業旅行と称して、スペイン、ポルトガル、モロッコを3週間ほど、母と一緒に旅しましたっけ。
30年前の旅行には様々な思いでがありますが、印象的だったのが母の告白。
何が告白かってーと、子育て&旅行についてきた理由です。母は、確かこういいました。
「幼少時代にキング牧師の暗殺、その後の黒人差別活動、そして、公民権、ベトナム戦争へと国が動いていくさまを体験して、国家ではなく、人をしることの大切さを痛感しました。たとえ、肌の色が違っても、宗教が違っても、指の数がちがっても、住んでいる場所が違っていても、その人自体がどういう人なのかということを捉える大切さですいうことです。政治が人を変えさせてしまう。なおみは幼少時代にそんな空気の中で生きてきました。いま、社会に出る前に、是非、何が本当の意味での『平等』なのか?『平和』なのかを考えてほしくて、欧州、そして、アフリカ大国への旅についていこうと思いました」
そうか、そんなことを母親はずっとかんがえていたんだ・・・と今でもこの時の言葉を思い出します。
私にとっての三日間の癌治療学会が終了。帰京の途へ。
ちょうど池ちゃんに手伝ってもらった患者さんの連絡日記のセッション頃、肉体としての存在はなくなっていたんやなぁと思いを馳せながら。
そして、やっぱり、もう少し長く生きていて欲しかったと思う。私よりあとに同じ病気になったくせに、私より先に逝くなんて、ずるいよ。
京都の紅葉を愉しむ気になれなかったのも、何を見ても池ちゃんのことが思い出されるから。今はそんな気分。
MBCネットワークから、患者の声をと言われているけど、正直、そんな気にはなれない。まだまだ浮上には時間がかかるし、まずはリスボンでどっぷりつかってこようと思う。
本来なら池ちゃんも参加をしていたであろい癌治療学会へ参加。彼女が患者さんのためにと尽力した薬の発表がたくさんありました。見せたかったなぁ、一緒に見たかったな~、そして、一緒に語り合いたかったな~。
開発者であっても、逆転できるような薬に着任中に出会うことはそうそうないと聞きます。難治な癌の治療薬も早く患者の手に届くよう、そして、創薬に参加したたくさんの患者の思いが実るよう、私も祈りをささげ、そして、行動したい。池ちゃんがその道を志したように。