化学療法3回目

2004年10月29日 (金)

化学療法3回目(8日目)

RIMG0444 3回連続の一発退院。楽勝と思っていたら、2900!!とうとう3000を切った。減少量は着実に大きくなっている。

  1. 1回目:4000⇒3300(-700)
  2. 2回目:4400⇒3000(-1400)
  3. 3回目:4600⇒2900(-1700)

ほぼ3週間という投与日程による影響もあるだろうが、薬の蓄積効果が数字にも表れはじめている。

薬剤師Tさんのところへ、薬学大の学生が3人実習できている。Tさんから担当してもらえないかと頼まれ快諾、宿題を出すことになった。今1番の悩みといえば血管痛。そこで、「血管痛は何故起こるのか?」を宿題とした。

調べてもらった結果、抗がん剤には「壊死性」のものと「炎症性」の2種類があるとのこと。血管痛は、このうち「壊死性」の薬剤に原因があると考えられ、投与されている薬の中ではファルモルビシンが相当するとのこと。

「壊死性」だなんて、聞いただけでも恐ろしい薬だ。これでは、血管も腎臓も肝臓も悪くなるはずだ。私の免疫システムにも影響大だ。

自分で選んだ道とはいえ、効果があるかどうかもわからないものに、高いお金を払って身体を壊す。抗がん剤ってなんて恐ろしい薬なんだと痛感した。

退院祝いに1人で寿司屋へ。18個食し、6000円なり。

検温(朝)36.4度

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2004年10月28日 (木)

化学療法3回目(7日目)

Iさんの入院にあわせ、昼間、癌友6人が8号室へ集合。賑やかな会合となった。これで白血球数も大幅UP間違いないだろう。

下剤4錠が効いたのか、7日目にしてようやくう★こが登場。ところが、出すぎ!会合中、6回も行ってしまった。便秘するよりはまし。

検温(朝)36.5度(昼)36.4度(夜)36.6度

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2004年10月27日 (水)

化学療法3回目(6日目)

CIMG0066 便秘だ。

抗がん剤を投与した後はいつも便秘だ。下剤をしこたま飲んでも、痛くなるだけで、全くでない。出る気がない。

トイレに座ったまま、便座の暖かさにつられて、何をしにきたのか忘れてしまう。出し方すら忘れてしまった。

病棟内の女子トイレにはトイレが3つある。このうちウォシュレットがついたトイレは、アコーディオンカーテンがついた個室1つだけ。たまに、ぼけた老人が開けようとするので、気が気じゃない。

トイレの背後には蓄尿ルームがある。常に人がうろついていて落ち着かない。ナースステーションも近いので、「エリーゼのために」が頻繁にながれ、気になって仕方が無い。このシチュエーションが肛門を閉じさせるのに違いない。

大腸癌のOさんご愛用の酸化マンガン(通称:サンカマ)をげとぉー。次回入院から使ってみようと思う。入院生活の大部分は、う★こ話だ。

検温(朝)36.5度(昼)36.4度(夜)36.4度

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2004年10月26日 (火)

化学療法3回目(5日目)

今回は、便秘と血管痛以外、特にこれといった副作用もない。順調だ。

午前中、癌友MちゃんとKちゃんがお見舞いに来てくれた。Mちゃんにはいつも励まされている。さすが心理カウンセラー。ツボをよく知っている。

この病気になってから、仕事や生き方に対する見方、取り組み方が変わった。これは癌友がみな口をそろえて言う言葉だ。この病気にかからなかったら知らなかった世界がたくさんある。これから先の人生は、今までの人生は充実したものになるだろう。積極的にそうしたい。

時間を大切に、生きることに意欲的に。

検温(朝)36.4度(昼)36.4度(夜)36.6度 便秘。どうにかしてくれ。

★Kさんが合流。はかちゃんに「人間ステロイド剤」と言われた。

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2004年10月25日 (月)

化学療法3回目(4日目)

1022 副作用の頭痛は少しおさまってきた。その他は問題なし。

午前中、外来ついでに癌友Kちゃんがお見舞いに来た。父親が肝臓癌で入院したとのこと。自分のことでも大変なのに、親の面倒まで・・・大変だ。

夕方、サブ主治医のときちゃん来襲。この頃、ようやく慣れてきたのか、フランクに話ができるようになった。表情も明るくなった。歳は私より一つ下。今は仕事が面白くて仕方がない頃だろう。

今、最大の悩みは血管痛。どうもエンドキサンかファルモルビシンを疑っている。点滴を投与している最中から痛い。右手の機能は回復したというのに、反対側の左手が血管痛のおかげで伸びも反りもできない状態。ものがあたっただけでも痛い。

腕をみると、キラウェイ火山のマグマ流出跡のような青アザが無数にはしっている。まわりの皮膚から少し窪んだ感じ。

はかちゃんに訴えたところ、リンデロンVG軟膏(シオノギ製薬ステロイド剤)とリバノール湿布(通称リバ湿布・黄色い液体湿布)で包帯を巻かれる。気休めかもしれないが、何もやらないよりはましだ。

検温(朝)36.7度(昼)36.4度(夜)36.6度 便秘中 蓄尿は今日まで。

2回目の化学療法時に隣のベッドになった大腸癌のOさんが入院。老人ホームから一気に脱出。

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2004年10月24日 (日)

化学療法3回目(3日目)

副作用は頭痛。ひどい頭痛だ。思考力が落ちる。

外泊帰りのシャーからハムをもらった。スーパーで安売りしている4パックセットになってテープでとめられているやつだ。

私は朝食はパン党。それをみて買ってきてくれたらしいが、高級ハムならまだしも・・・。シャーの気持ちはありがたいが、多分食べないだろうなぁ。

CIMG0155最近、体力の衰えを実感!入院生活の中で欠かさずに行っていた階段昇降。寝たきり生活は足が弱るので、術後は毎日地下1階から6階を10往復していた。抗がん剤入院中も続けていたが、ここのところ2往復程度でめまいがするように。息切れも甚だしい。薬の影響で体が弱っていることを実感。気分を変えて病院の敷地内を散歩。冷たい空気が気持ちよかった。

体重はMAX更新中。もう誰か止めてって感じ。51.9kgまできた。抗がん剤ダイエットはできず。

検温(朝)36.8度(昼)36.9度(夜)36.7度

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2004年10月23日 (土)

化学療法3回目(2日目)

恒例のノン睡眠。

抗がん剤投与後の初夜は眠れたためしがない。前回のような倦怠感は今のところないが頭痛がする。吐き気はない。食欲もないけど。

午後、はかちゃん来襲。術後から気になっていた術式のことについて質問をした。

私の癌はできた場所が乳房の下、奥のほうにあったため、CT画像からは筋肉との癒着が考えられた。そのため、「開けてみてやばかったら、筋肉も一部切除する」と言われていた。なので、「開けてみてどうだったのか」を知りたかった。

質問をすると、「おれ、切らなかった気がするな~。ちょっとカルテをみて確認してくるな。」十数分後にはかちゃんが戻り、「切除してないよ。断端もマイナス。」

私はリハビリをしている最中も「筋肉をとられた気分で」運動していた。まさかとっていなかったとは!ぷぎーっ!あのリハビリはなんだったんだー! 

筋肉は再生しないので、一部でもとってしまうとQOLの低下が著しい。運動好きな私にとっては支障大。本当に良かった。

夕方、新潟長岡市で大地震が発生。病院もかなり揺れた。6階なので、ゆれ幅が大きい。ニュースはまだ混乱している。被害が小さいことを祈る。

検温(朝)37.1度(昼)37.2度(夜)37.0度 例によって微熱が続く

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2004年10月22日 (金)

化学療法3回目(初日)

本日より3回目の抗がん剤。白血球数4600という高数値で入院。今回も一発退院はほぼ間違いないだろう。

病室は620病棟の8号室。今回は年寄りばかり。老人ホームのよう。みんなカーテンを閉めっぱなしなので、くらーい雰囲気。病気になりそう。

点滴針さしは、研修医のHちゃんが失敗してときちゃんが担当。午後から点滴開始。終了予定は5時。

  1. デカドロン・・・ステロイドホルモン・アレルギー反応や炎症を抑える(10分)
  2. カイトリル・・・吐き気止め(10分)
  3. ファルモルビシン・・・抗がん剤(15分)
  4. 5FU・・・抗がん剤(60分)
  5. エンドキサン・・・抗がん剤(60分)
  6. カイトリル・・・吐き気止め(10分)

今まで採血で血管がとれなかったことなど1度も無かったが、抗がん剤で血管が焼け、肌の表面から無くなっている。「血管が逃げる」。そのため、丁寧に血管を探っていかなければならず、難易度高し。

検温(昼)36.6度(夜)36.9度

斜め向かいに「シャー」がいる。右斜め向かいには「なべちゃん」。なべちゃんとは話が合いそうだ。

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