検査★診断まで

2007年3月31日 (土)

桜に思う

こころぐのスパム対策が大幅にアップしていて驚いた!変な外人からのTBが1番困っているのですが・・・。

本日は入院グッズショッピングでストレスを発散してきました。

ハローワークにも行って、事情を説明。次回の認定日は見送りにしてもらいました(だって退院予定日の翌日なんだもの。無理よ。)

そして、最近通っているGABAへ。ここの先生で私がお気に入りの体育会系エネルギッシュてーちゃーがいるのだ。たまたま春休みで彼が空いていたので、即げとー。私の単語帳は、がん英語でうめつくされました。new-wordコーナーなのに・・・。

夕方、爺次をつれてお散歩へ。入院中は義母がみてくれることになりました。ありがたいです。ふと空を見上げると、満開の桜が。

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そして、木漏れ日が。

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初告知のときも思いましたが、人間、生死の境目をリアルに感じたとき、どうしてこんなに鮮やかに風景が映るのでしょうね。

自然を愛おしいと感じるこの感覚だけは、経験者にしかわからないのでは?と思っちょります。

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2004年7月27日 (火)

入院前日

ゆったり、落ち着いた気持ちで入院・手術にのぞむことができそうだ。今はもう、はかちゃんを信じてお任せするしかない。まさにまな板の上の鯉。

母親も大分落ち着いてくれた。電話をしたら逆に励まされた。母は強しだ。ちなみに術日は父親と同じ日になりそうだ。

姪っ子のMちゃんが遊びに来てくれた。義姉のはからいだ。ありがたい。不安な気持ちをまぎれさせてくれる。

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2004年7月25日 (日)

入院準備

入院に備え、パジャマなどのグッズ類を買出しへ。

普段、夏はTシャツに短パン、冬はスウェットにジャージで寝ているので、パジャマなんか買うのは久しぶりだ。

暗い気持ちにならないよう、明るい色・柄のパジャマを着替えも考え3枚購入。おりしも世間は夏のバーゲン中。自分のおかれた状況と世間との運命のギャップには笑えた。ワゴンの中には30%~50%OFFパジャマがてんこもり。下着類も購入して準備は万端だ。

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2004年7月21日 (水)

母は強し!

母復活!病名を知らせた翌日、パニック状態で叔父ちゃん(実兄)のところへ電話したらしい。「こんなことになっちゃってかわいそう」と言ったっきり、泣き崩れて大変だったらしい。そりゃそうだろう。

電話を受けた翌日、早速家へ行ってくれた。おかげで母の気持ちも整理がつき、大分持ち直してくれた。本当に感謝。頭があがらない。

父、私と癌続きだったので、母親のことが一番心配だった。これで一段落。気を静めて入院することができる。母は強しというけれど、本当だ。強くてよかった。表面上だけかもしれないけれど。

RIMG0620 術後、右腕があまり動かせなくなるので、老後にやろうと保管していたプラモデルにとりかかっていたが、本日ようやく完成。

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2004年7月20日 (火)

仕事の引継ぎ完了

不幸中の幸いとはまさにこのこと。仕事は全て立ち上がったばかりの企画レベル。手術までの時間を使って、猛暑の中、連日クライアントへ休職の挨拶&業務の引継ぎへと出向く。

精神的にかなりハイテンションだったため、勢いあまって病名をカミングアウトしまくり。「内臓の疾患で・・・」ぐらいにしておけばよかったと後で後悔。ま、このぐらいガツンと言わないと、真剣にとりあってくれなかったかも。

遠方の方には、挨拶メールを送信。心温まる返信をたくさんもらった。

不思議なことに、「仕事上のつきあい」レベルだと思っていた人から励ましメールをもらうことが多く、親しみを感じていた人からはなんの返事もなかった。こんなことがあると、人間性がみえてくる。おかげで友人関係の「ふるい」をかけることができた。

帰社後は、会社の同僚への資料の引継ぎ、業務の進捗状況の説明。

年度末のバタバタを回避しようと、先行して動いていた部分が多いので、報告書ファイル・パソコンデータまで詳細な内容、多岐にわたる。

術日を1週間伸ばした分仕事の引継ぎはほぼ完了。しばらくは治療に専念できそうだ。

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2004年7月18日 (日)

母にこくる!

父親が入院しているT病院へお見舞いのふりをして、私の病気を伝えに行った。メインイベントは、母へ告ること。

丁度、私が検査漬けになっているとき、父親も歯肉癌を患い、病院ベッドの空き待ちをしていたのだ。私がグレーゾーンでGパニックだというのに、父は「もしもし~、パパねぇ、癌になっちゃったよ」などと気楽に電話をしてくる。怒!なぜ私に電話をしてくるのか?姉貴に電話してくれ!姉貴に!困り事の処理はいつも私だ。

Y君は「頼られている証拠だと思って」というが、今の状態では、正直いって自分のことで精一杯。特に父親に対しては、これまでも裏切られてばかりいるので、同情や心配する気持ちが全く起きてこない。むしろ、そんな父親に振り回されているであろう母親のことが心配だ。この上、追い討ちをかけるように私の病気を告げたら。。。と考えると、怖かった。

母も悪い予感がしたのか、昨晩も「わざわざ来てくれなくても良いわよ。とっても初期の癌だから」などと言ってくる。「だめ、行く。私が用事あんの!」

面会の場所を病院のレストランに移し、ケーキセットなんぞを頼んで、楽しく団欒。みんながケーキを食べ終わったときを見計らって母に告った。「実は私も病気で再来週から入院することになったの。NEW癌になったの。」

伝えた瞬間から母は顔を覆い、あとは泣き続けるだけ。案の定のパニック状態。私に頼ってばかりいたことを悔やみ、謝ってくる。レストランの営業時間が終了したので、姉、Y君、私の3人でタクシーに乗り、自宅まで連れて帰るが、道中も泣きっ放し。

ところが、家に帰ると急に元気に。よくよく観察すると、どうやらショックの大きさに記憶をとばした模様。病院での出来事、行ったことすら思い出そうとしない。Y君と「マズイよね」。夜、一人にするのがとても心配だ。

こういう事態になるであろうことはあらかじめ想定できていた。前日、姉貴には「ママのケアーは頼むね!絶対だよ!」と伝えておいたのに、母の錯乱ぶりをみた姉の口からでた言葉は「今日は帰る」。最低。現実逃避。せめて妹の生命のピンチには、身体をはって支えてくれると思っていたのに。

心配だったが、今晩いっしょに過ごすのは、私が辛い。崩れるだろう。「大丈夫。ママも頑張るから。大丈夫よ。」という言葉を信じ、Y君と帰ることにした。後ろ髪を引かれながら。怒りながら。

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2004年7月16日 (金)

高校時代の友人から電話をもらった。ふたりとも私のために泣きながら電話をしてきてくれた。ありがたい。今まで仕事の忙しさにかまけてほったらかしにしていたのに。ごめん。

仕事の引継ぎをするため、クライアントへの挨拶回りスケジュールをたてた。直接行くのは全部で4件。あとは電話とメール。体調を崩さないよう、注意しなければ。

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2004年7月15日 (木)

術日が決まる

検査の結果が全て出揃った。肺、肝臓、腎臓、骨などへの転移は(画像上は)ない。確率30%はとりあえず回避。

術日は23日か30日。いずれも2日前に入院しなければならない。

23日だと仕事の引継ぎ(こんなときまで仕事かいな)も未完了、最大の懸案事項である母親への説明、説明後に予想されるドタバタを引きずったままの入院となりそう。暦も仏滅。プラモデルも製作途中。ということで、30日に変更してもらった。

帰宅後、「やっぱ23日にすればよかったかな~」と愚痴る私にY君が一言。「23日にしてたらしてだで“やっぱ30日にすればよかったかな~”とか言っているはず。前の病院でも26日の週に手術と言われてたのだから、予定通りでしょ。」

はい。ごもっとも。Y君、私の性格をよく知ってる。

はかちゃんから入院時の心得について説明を受けた。入院すると、同じ病室に、再発した人や転移した人、自分のようにこれから手術という人もいる。そういう人をみて「自分もああなるんだとか」比較して考えないようにと。

この意味、入院してから本当によくわかった。

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2004年7月14日 (水)

検査漬け(PARTⅡ)

CIMG0100 検査漬けの1日。エコー(乳腺・甲状腺・腹部)、マンモの検査を受けた。

エコーは前の病院で「これが正常な乳腺、これがおかしなところ。」と画像を見せられたときのショックがトラウマになっていてどうも苦手。相性が悪いのか、延々40分にも及んだ。

これは、後で結果を聞いてわかったのだが、左の鎖骨に微細なしこり・腫れがみつかったためだ。病巣は右側なので、検査の人が「左にあるなら右にもあるのに違いない」と躍起になって探してくれた。そのおかげで、40分という時間に。他にも検査しなきゃいけない人がいただろうに、ありがたいことだ。

結果はシロ。ちょうどその頃かぜをひいていたので、その腫れが写ったのでは?という結論。

疑いがぬぐいきれず、弱音をY君にこぼすと「そんなに悪いわけない!」と珍しく大きな声で一喝。ちょっぴり勇気がでた。

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2004年7月12日 (月)

検査漬け(PARTⅠ)

CIMG0135 生まれてはじめてCT、MRIという画期的な検査を受けた。

CTは造影剤を体に入れながら、体の輪切り写真を撮るもの。「注射で入れながら」というのがミソ。お腹の奥のほうから暖かいものがわいてくる感じがする。すごーく嫌な感じ。

「気分はどうですか?」と聞いてくるから「気持ち悪いです」と答えると、「もう少しだから我慢しててね。」どがっ!!じゃあはじめから聞いてくるな!!

MRIは朝1番に注射(放射線がはいっている)をしたあと、液が全身に周るのを待ち、午後、30分程おかまに入る。癌の骨転移を調べることができる。画像はガイコツ君。

MRIの注射待ちをしている間、某宗教団体の会員の方と出会う。「数値が良いのよ~」と入会を誘われる。これからもこういう手合いは増えるんだろうか。宗教は必要だと思うけど、何を信じるかは自分で考える。

検査でショックだったのは、痛さを我慢してあけたの軟骨ピアスを外さなければいけなかったこと。せっかく苦労したのに。それと検査費用のばかっ高さ!会計のお姉ちゃんに「28000円です。」って言われたときには「すみません。銀行へ行ってきます。」と返事。前のおばばなんか170円だというのに。

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