化学療法1回目

2004年9月15日 (水)

どんどん抜ける!

この3日間。毎日ごっそり髪の毛が抜ける。抜いても抜いてもきりがない。

全体が均一に抜けるのなら良いのだが、まだらに抜けるから困る。頭頂部周りの抜け方がヒドい。前髪、もみ上げ、襟足の毛は、ほとんど抜けない。帽子を被ればはげているなんて気づかれない。

鏡でみると、上映中の映画、ロード・オブ・ザ・リングの「スメアゴル」にくりそつ。B0006ZP89 B0006ZP89C

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2004年9月13日 (月)

脱毛はじまる!

点滴から13日目。抜け毛が始まった。

前の週から頭皮全体がイタ痒く、変だと思っていたが、お風呂に入って何気なく頭を洗っていたら、「んん?こんなに抜ける?」引っ張ってみると、指の間にごっそりからまってくる。Iさんはザルを持参してお風呂に入ったと言っていたが、確かに洗面器に浮かんだ大量の髪の毛をどう処理しようか悩んだ。

お風呂からあがってネットで遊んでいると、また頭がムズムズする。引っ張ってみると、指と指の間にごっそり毛が挟まってくる。何度やっても、やればやっただけ抜けてくる。そのうち、ネットそっちのけで抜けなくなるまでひっぱってみる。ノートの上が髪の毛でどっさり。

アウシュビッツの写真集でユダヤ人の髪の毛を集めた写真をみたことがあるが、ちょうどあんな感じ。早めに帽子を買っておいてよかった。こんなに突然はじまるとは思わなかった。

嘔吐などの副作用が少なかったので、髪の毛が抜けるのをみた瞬間「ああ、本当に抗がん剤を入れたのね」と実感した。

会社に電話。仕事の進捗状況を聞く。万事、予想通りの展開になってきている。きっちり引継ぎをしておいて良かった。

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2004年9月 8日 (水)

化学療法1回目(8日目)

白血球数3300で一発退院!!やったー!!すげーぞ自分。

入院時が4000だったので-700。ただし、これから下がることが予想されるため、2~3日は外出を控え、手洗い、うがいはマメにするようにとの指導。

店じまいをして、お世話になったおばば達に挨拶。後に癌友となる窓際のKちゃんとメルアドの交換をし、再会を誓い合った。

620病棟の癌友Iさんにもご挨拶。Iさんは投与後2~3日は調子が悪いので長話は控えた。

次回入院は9月28日。それまでにすることとして、ハゲ対策がある。被り物は得意だし、仕事も毎日行くわけではないので、ズラに頼らないでも済みそう。私らしく、ビーニーで済ますことにしよう。ハゲから復活した後も使えるし。

看護師さんに聞いてみると、剃髪はあまり良くないとの意見。細かい毛がおちて、目に入ったり、肌を刺すことがある。ということで、抜けるに任せることにした。どうせ無くなる毛にお金をかけるのも勿体無いし。

検温(朝)36.8度

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2004年9月 7日 (火)

化学療法1回目(7日目)

大盛り上がりの病室。おばちゃんパワーに圧倒される。無法地帯。

「食べたいものを食べたいときに食べてください。」という抗がん剤患者の特権を活用し、Kさんの旦那さんを「ぱしり」のように使っている。おでんに肉まん、ケンタッキー・・・すごい、すごい。こんな病室、はじめてだ。調子が良いから許せるけど、調子が悪かったらキレルだろうな。

外来まちを利用してSさんがお見舞いに。癌と共存するベテランだ。抗がん剤エンドレスなので気が滅入らないよう、遊びの予定を決めてから入院予定を決めるようにしているとのこと。

Sさんから、胃癌全摘のY木さんがまだ入院しているとの情報をげとぉー。退院予定の1日前から術部に膿がたまるようになってしまったらしい。そのため、退院が延びている。食事も重湯まで戻ったところで打ち切り。高カロリーの点滴生活が1ヶ月ずっと続いている。精神的にまいっている状態。「宇宙食の方がまだまし」。

彼女の主治医は、最後に彼女を切ったあと別の病院へ転院した。転院の話を本人に伝えていなかったため、怒り爆発。「切り逃げ」。腕は良いのだから、もっと患者の気持ちをわかってやれる先生になって欲しい。

癌友Iさんも今日から入院。残念ながら620病棟の8号室。点滴前に脱毛後の状態をみせにきてくれた。まるでルパン三世か的屋のおじさん。普段全うな仕事をしている人がこういう姿になると、本当に笑える。自分でも可笑しくて仕方がないらしく、「電車の中で人にみせたい衝動にかられる」とのこと。

午後は癌友のMちゃんがお見舞いに。Mちゃんは放射線治療のため毎日病院へ通っているが、昨晩、背中が痛くて緊急外来へ駆け込んだ。検査の結果、胆石が発見されたらしい。薬を飲んだら落ち着いたので、まずは放射線を優先させることに。一病息災だ。

検温(朝)36.7度(昼)36.9度(夜)36.8度

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2004年9月 6日 (月)

化学療法1回目(6日目)

月曜日の病院は賑やか。新しい入院患者が3人も入ってきた。とてつもなく明るいおばさん軍団。2人はNEW癌、1人は子宮癌。

NEW癌のうち1人は抗がん剤4クルー目のN島さん。温存⇒放射線⇒抗がん剤のフルコース。N島さんは嘔吐などの副作用が全くない。翌日の吐き気止めすら点滴しない。微熱がでるので氷枕をもらうだけ。

化学療法は回を重ねるごとに効果が蓄積されていく。そのため、後半になるほど副作用がきつくなる。4回目のNさんも「今回あたりからくるような気がして」と不安顔。最大の懸案事項は血管痛。腕をみせてもらうと、抗がん剤を投与した血管ルートが、筋状の青あざ。へこんだままになっている。

「これが痛いのよ。」日常生活にも支障があるので、今回からは足の血管を使って投与してもらいたいとのこと。

もう1人のおばちゃんはNEW癌の再発。ついこの間まで化学療法を受けたばかりで、まだ髪の毛も生えそろっていない。また抜けるのかと愚痴りながらも、明るい。子宮癌のHさんとは前回の抗がん剤クルーが重なっていたらしく、ふたりで漫才してる。

副作用で不安になっていたが、すっかり喪があけて、私までつられて明るい気分に。ヒマつぶしにはもってこい。

検温(朝)36.6度(昼)36.9度(夜)36.9度

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2004年9月 5日 (日)

化学療法1回目(5日目)

CIMG0146 久しぶりにY君がお見舞いにきた。抗がん剤の副作用がどうでるか全くわからなかったので、遠慮してくれるよう頼んでおいたのだ。初日の嘔吐感以来、さして重篤な副作用もないので、安心してくれた。

はかちゃんは外来を薦めてくれたが、隣近所・義母のことを考えると、入院加療が一番落ち着ける。次回からも入院する旨を伝達した。生命保険の支払いも、入院が有利だ。

日曜日の病院はとても静か。同室のメンバーも外泊許可をとっているため、8号室は2人しかいない。調子も良いので洗濯三昧。

検温(朝)36.7度(昼)36.9度(夜)36.8度

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2004年9月 4日 (土)

化学療法1回目(4日目)

CIMG0103 水泳仲間のNゴンザレスから電話があった。実は入院前、病理の結果とともにこの半年間のゴタゴタをメールで連絡していた。あまりにも突然の連絡に、腰を抜かしたことだろう。自分だって寝耳にミミズ。

この病気になって、仕事も友人関係もふるいにかけることができた。人生において何が大切で何が不要なのか。Nゴンザレスとは、マスターズでお世話になった仲だが、こんなに心豊かな友人に出会えたこと、1000%神様に感謝したい。Kッシー、つの、YG、S口ちゃん、みんなみんな心から愛しているよ。本当にありがとう。あたしゃ幸せもんですたい。

今日も副作用は全くなし。ただ、前回の手術入院のときには美味しいと思った病院食が不味く感じる。まあ、この程度の副作用なら我慢できそうだ。下の食堂へ好きなものを食べに行っても良いだろう。

白血球数が下がっているため、手洗い、うがいを頻繁にするよう指示がでた。シャワーも禁止。また、雑菌だらけの面会者にも、注意するようにとの指示。血液の動向は、目に見えないので判断が難しい。

検温(朝)36.8度(昼)36.8度(夜)36.9度

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2004年9月 3日 (金)

化学療法1回目(3日目)

RIMG0449ときちゃんの話によると、消化器系の副作用は、今日あたりに一番強くでることがあるらしい。不安だったが、初日の夜以来、それほど酷い嘔吐感がない。このまま乗り切れそうな気がする。

嘔吐感が消えていくのに変わって、骨髄抑制に伴う白血球数減少が明日からはじまる。お風呂も今日が最後。

ひさしぶりに下の売店へショッピング。お菓子と水を買い、ついでに立ち読み。

読んだ本は、NEW癌BOOK。抗がん剤の副作用について詳しく解説されている。それによると、私が受けた抗がん剤の組み合わせは「CEF(セフ)」と呼ぶそうだ。この組み合わせの場合、ほぼ確実に脱毛するらしい。

癌先輩Iさんは、2週間後にごっそりきたといっていた。どうせ抜けるなら、普段できない髪型にしてみたい。寂聴+「剃り模様」あたりが狙い目。

地下2階の理髪店で「剃髪」の値段を調べた。部分が1800円、全剃りが3800円。ということは、半分づつ剃れば3600円で済むということだ。ベルクカッツェだ。Y君がいっている理髪店では全剃髪4100円ということなので、切るなら病院の下にしよう。

窓際にいるKさんもNEW癌だ。私より2つ年上だ。新たな癌友発掘か?

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2004年9月 2日 (木)

化学療法1回目(2日目)

RIMG0447 夜中にきました。副作用が。

おかげでほとんど眠れなかった。胃の底の方から、なんだか酸っぱいものがこみあげてくる。ベッドを平らにすると吐きそうなので、少し起こしたまま横になった。寝ゲロでは死にたくない。なんだか嫌な気分。術後の夜を思い出し、眠れないので看護師さんに頼んで睡眠薬(アムバン)をもらう。おかげで2.3時間はなんとか眠れた。

午前中、仕上げのカイトリルが1本ある。10分で終わる点滴なので気も楽だ。朝食後、早速お風呂の予約へ。

620病棟は、男女で入浴日が決められていた。火・木・土が女性で、月・水・金が男性。ところが610病棟はいつでもOK。外科と婦人科の病棟なので、全体的に女性が多い。そのため、曜日の設定を行っていない。この辺りは良い。

お風呂から上がると、昨晩の精神的な疲れがでたのか、爆睡!その最中にはかちゃんが様子を見に来たらしい。

あとで廊下で会うと、「すっげー寝てたな!!脈とろうかと思ったよ!」「どっひゃ===!」「何度よびかけても、起きる気配が全くないんだもんな。こんなに寝ている患者さん、はじめてみたよ!」やっちまったって感じだよ。

副作用の心配ばかりされると、だんだんそんな気になってくる。遠足バスのもらいゲロと同じだ。吐き気は精神的な要素も大きいと思うので、なるべく気を集中しないように。

検温(朝)36.9度(昼)37.3度(夜)37.1度 微熱が出ている。610病棟の看護師長(婦長)はブルドックに似ている。愛想が全くない。

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2004年9月 1日 (水)

化学療法1回目(初日)

RIMG0446 いよいよ抗がん剤スタート。高いお金と体へのダメージ、副作用をかけるのだから、体のすみずみまで行き渡って、一つ残らず癌細胞をつぶしてくれ。

採血をして白血球数3000以上なら投与開始。いつも健康診断で3000台しかでないので、これが最大のネックだ。昼ごはんを食べていると、4000との知らせが。無事点滴だ。

午後、サブ主治医のときちゃんがきて点滴針を挿入。抗がん剤が皮膚内で漏れると炎症を起こして大変なことに。そのため、針の挿入は医師が行うことになっている。投与した薬剤は以下の通り。

 【前菜】

  1. デカドロン・・・ステロイドホルモン・アレルギー反応や炎症を抑える(10分)
  2. カイトリル・・・吐き気止め(10分)

 【メインディッシュ】

  1. ファルモルビシン・・・抗がん剤・別名イチゴシロップ(15分)
  2. 5FU・・・抗がん剤(60分)
  3. エンドキサン・・・抗がん剤(60分)

 【デザート】

  1. カイトリル・・・吐き気止め(10分)

点滴が終了したのは夕方5時すぎ。たっぷり3時間かかった。点滴も電気ポンプでゆっくりおとしていく。また、薬や名前の確認もこまめ。必ず看護師二人で行っている。薬を扱う者の緊張感がこちらにも伝わってくる。途中、何回か血圧を測定したが異常なし。

点滴中、トイレが近くてまいった。ゴロゴロを引きずりながら蓄尿するのが面倒くさい。イチゴシロップを入れた後は、尿の色もイチゴ色。腎臓に負担をかけないよう、水を2リットル飲むことを推奨される。とっとと体外へ出さないといけないらしい。

点滴終了後、早速地下の売店へ飲み物類の買いだし。お茶2リットルと水2リットルを購入。ところが、このお茶がどうしても飲めない。のどの奥に何かものがつまったような感じがして、飲み込めないのだ。

初日の副作用はこの胸焼けと微熱のみ。看護師さんに「吐き気とかないですか?」と聞かれ「胸焼けがする。」と返事。なんだか親父みたいだ。

検温(昼)36.6度(夜)37.0度

今回は610病棟8号室。知っている看護師が一人もいないのでやや弱気。

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