平熱に下がったけど、風邪をひいたらしく、場合によっては日曜日か月曜日退院にしようかと思っていましたが、朝、ドカドカと物音が。小声で話す看護師2名。
『ここにいた方、ICUから3日後に帰ってくるから、それまでの間に○○さんを入れて、我慢してもらいましょう』
『そうね、動けば○○さんも納得するでしょ』
何?抗生物質の点滴が落ちるのを眺めながらいや~な予感。
すると、とおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉくの方から大きな声が!
『私はね、第二次世界大戦のとき、あたしの亭主っていうのは君三位のなんとかかんとかで、どこどこ戦でなくなってうんたらかんたら』
何?大戦キャラ?
『その後、あんた、戦後の大変な時期に女で一つで男の子二人を育てたのよ!大変だったわよ!でも、亭主の言いつけ通り“学”だけはつけさせようと勉強させてね、1人は東大、もう1人は京大へきちんと入ったのさ。どうだい、そんな親がこの私の他にいるかい?』
す、す、すごい展開になってきた。。。
熱があっても絶対に退院しよう!
そう心に決めました。そして、のんびり落としていた点滴のスピードを自ら倍速モードへ上げました。患者歴が長いので、そんなこと、お茶の子さいさいです。
ちょうど、そのときに相方が登場。
『今、点滴をしているの。これが終わったら、ナースコールで連絡をして、今朝の採血の結果を含めてカンファレンスルームで最終決定。会計などはまだ、、、』とそう、1分もかからなかったと思います。必要事項だけ口頭(しかも自分の病気に関るプライベイトな話しだったのでかなりの小声)
すると、この大正婆。
『ちょっと、ここは病室よ!話しをするなら外へ行きなさい!』
あのね、ばーさん。今、点滴してんだよ。術後で熱あって動けないんだよ。おめーこそ、さっきあの大声はなんなんだよ、と思いつつ、旦那と目配せ。
今日、できるだけ早く帰ろう
その後、ちょうどはかちゃんが来て、私達より大きな声で会話を始めたため、あわてて『連れ出し』、カンファレンスルームへ。
『なんでそんなにゴソゴソしてんだよ』
『ここじゃ言えない!いいから早く早く!』
カウンセリングルームでは、一昨日の手術状況の説明などがありました。あとは、わたしからの質問。自慢じゃないが、二度目なので、的を得ている質問ばかりなのじゃ。
- 所見はどうだったか⇒がんのようには見えなかった。術前の触感もそれとは違った。俺は瘢痕だと信じている。
- 勘でいって白?黒?⇒おれは白だと思っている。ただ、正直言って1番気になっているのがこの1ヶ月の形状変化スピード。これさえなければ、手術をすることもなかった。そこだけがひっかている。それが100%大丈夫と言ってあげられない理由だ。
- ってことは、黒の可能性が高いということ⇒それはわからない。自分の経験でも、こんな場所に、こんな筋上の形で悪いものはでたことがない。だから、手術をして取り除いてきちんと診てみたかった。
- 術中の迅速診断は⇒精度が低いからしていない。
- 白黒だけは1週間で結果がでるはず。その時点で聞けないか?⇒黒の場合、今後の治療の相談が必要だから、全部の条件が出揃ってからにしたい。一緒に治療方法を考えたほうがよいだろう。黒だ。ああ、そうですかではストレスしかたまらない。解決策が提示できないから。
- これは再発なのか?転移なのか?⇒わからない。病理の結果がでて、前の病理と比べてはじめてわかる。性質が変わることもあるし、ひょっとしたら、前から(つまり2004年時点)からあったものが、何かのスイッチが入って、活動しはじめたのかもしれない。とにかく、わからない。そういう病気なんだ。
- お風呂は?⇒まだふさがるまではダメ。
- プールは?⇒当分ダメ。それより、あまり動きすぎるな。1週間は大人しくしていること!
- 他は⇒リハビリをしておいて。それから、重たいものは絶対にもたないこと。退院しても1週間は安静にしていること。
- 放射線は近くの病院で受けたい。ダメか?⇒まだ黒かどうかもわからないのに、なんでそんな先の話しをするの。その時点で考えよう。近くがよければ近くを紹介するし。
というロ~ングなやりとり終了。
で、丁度、がん友のIさんがきてくれ、そんな話しをしていると、うちの相方が、
『症例として見たことがない、確率も可能性も少ない。だけどここの所、なんだか妙な変化をしている。だ・か・ら、それが黒か白かはっきりさせるために手術したということ。それを調べることが、この治療と手術の目的なわけよ。もう採ってしまったんだから、あれこれ詮索しても仕方がないよ』と。
これに対して、I氏と私の反応。
『それは十分わかっている。でもね、でもね、その間が嫌なわけよ。これは経験者じゃないとわからないかもしれない!』
要は何かの確信が欲しいのよ!
女二人におしまくられ、だんなもたじたじたーじマハールになっていました。
今まで眠っていたものが目覚めたとするならば、この3年間の検査は一体なんだったのか?疑問を感じた1日でした。ま、あれこれ考えても仕方がありません。そんときはそんとき。覚悟をきめなきゃ!考えるのは、今日一日と、次回、説明会の日だけにします!(また下痢だわ~)
気張れ、きゃんべる。!!飛べ、きゃんべる。!! なのであった。
退院祝いで頂いた花束。ひまわりが輝いていました。
花を見てたら、『うん、また頑張ろう!』
そう思えました。みんなもありがとう!
風邪がひどいので、また、2~3日は爆睡モードへ。時間に身体を治してもらうことにします。